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【メセナプラン向け】ゲームゼミ過去記事アーカイブ

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#ゲーム批評

「BF」「シージ」から「The Finals」へ 日本で知られない「環境破壊FPS」の魅力と進化を語りたい 

先日、満を持して正式サービスを開始した、マルチプレイFPS『The Finals』。筆者は本作の到来を心待ちにしており、何度かベータテストにも参加してきたが、実際、本作はすばらしい。「ゼルダ」「バルダーズゲート」など前代未聞のゲーム激戦区となった2023年だが、その中でも『The Finals』は一切引けをとらないどころか、同じほど歴史的に大きな意義のある作品だと思う。 しかし残念なのは、「The Finals」がFPS、それも「環境破壊FPS」というややニッチなジャンルに

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ゲームを仕事にすることは幸せか?

「好きなことを仕事にすることは幸せか?」という、めちゃくちゃありふれた設問がある。 大体はこの後に「儲からないからやめろ」という経験論や、「好きなことを仕事にしたら嫌いになってしまう」という警鐘や(これはひろゆきが言ってたらしい)、「仕事をなめるんじゃない」という精神論に発展する。さて、こういう答えはどれも一定の理解はできるものの、筆者個人の考えとしてちょっと見方がズレてないかと思う。 結論から言うと、「幸せ」になるには「好きなこと」が何かによる、という話になる。これもあ

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『マリオワンダ―』の「おしゃべりフラワー」がいかに革命的か解説するよ

『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』(以下、マリオワンダー)をプレイした。なるほど、これは名作である。マリオ、というより2Dプラットフォームを今更になって任天堂がやるという意義を、作品のすべてを通じて達成しきったといえるだろう。 ただ今回「マリオワンダー」の中でも注目したいのが、喋る花こと「おしゃべりフラワー」である。本作は「ゾウマリオ」など新要素がありながらも、基本的には2Dプラットフォームという極めて伝統的なゲームジャンルの延長線上にある。しかし「おしゃべりフラワー」

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『FF16』のゲームデザイン上の問題と、「初心者配慮」の落とし穴

先日、友人が『ファイナルファンタジー16』をクリアしたので、感想会を行うことにした。そこで色々と議論したのだが、その中で『FF16』の本質的な問題がゲームデザイン上にあるのではないかと気づいたので記事にしたい。 本題に入る前に、少し『FF16』に対する自分の見解について整理しておく。ざっとソーシャルメディアのポストを確認したところ、『FF16』はかなりの賛否両論だ。ただこの評価は実際のところ「FF」という日本の特にオタク文化と強く根付いたゲームシリーズに対する過度な自意識、

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複利のゲームメカニクス 1を2に増やすゲームの面白さの本質

『Thronefall』が大変よかった。これはウェーブごとに襲撃する敵兵に対し、櫓や城壁に兵士を配備して守りを固めるというゲームで、要するにタワーディフェンスの亜種である。このジャンルはえてして当たりはずれが激しいのだが、『Thronefall』は未だアーリーアクセスといえ製品版と言ってよい出来栄えであり、あっという間に10時間遊んでしまった。 本作の美点は多数挙げられる。まずボクセルアート風の表現がよい。建築物や兵士などが整然とわかりやすく映るし、ミニチュアのようでかわい

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ゲーム文化は今ルネサンス期を迎えている? 美術史で考えるゲームの未来

「今のゲームはつまらない」 自分の友人はこう語った。そう思うのは彼の感性が劣ったからでは?そう邪推したものの、いや、今でも本当に面白いゲームはまるで少年のように夢中で遊ぶことができるし、中には少年期に覚えなかった感動もあるという。 では何故、かつてほど夢中になれないか。恐らく今、世間で発売されるゲームがどれも似たものに見えてしまい、業界全体で「煮詰まっている」ように感じてしまったせいかもしれない。 ゲーム産業の黎明期は、テクノロジーが進歩する度に実現できるアイディアが広

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シナジー論 ついハマってしまうゲームの作り方

※10/19 リプライと『StS』禁断のコンボについての追記  『Backpack Battles』がヤバい。知り合いのゲーム開発者が「これ面白いよ」と絶賛していたのでプレイしてみたが、気付けば土日のほとんどを寝食を忘れてプレイしてしまい、見事にハマってしまったのだった。  『Backpack Battles』のルールはこうだ。  たったこれだけである。このゲームに出てくる画面は①のショップと②の戦闘しかない。しかもプレイヤーが操作するのは①、つまりショップで購入し、バ

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ゲハとゲームコミュニティの「貧困」

「「ゲハ」批判 2020年代のゲームビジネスを正面から考える」という記事を書いた。 まったくの自画自賛だが、よい記事が書けたと思う。記事がよいというか、誰かがいったん言語化して集積しておかなければいけないだろう文化資本の充足という点で、お忙しい業界関係者の方々に代わって労働したというのがよい(一応、公開前に何名か関係者の方の目を通して頂いている)。彼らに言わせれば、衆生の無知を指摘するは易いが、だったら何が正しいんだと訊かれるのは必定で、それにこたえるのも面倒だから最初から

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「ゲハ」批判 2020年代のゲームビジネスを正面から考える

注意:本稿は公開が遅れたことを鑑み、9月下旬まで「定期購読」の中でお読みいただけるようになっています。 ビデオゲーム、特に家庭用ゲームのビジネスについて正面から論理的に語ることが、いよいよ難しくなっている。 とりわけ日本国内ではゲームハードやハードメーカーに対する意見が、「ゲハ」と呼ばれるような、特定ゲームハード(ゲハ)に熱烈な情熱を抱くファンボーイ・アンチたちの抽象的・感情的な主張が、匿名掲示板からSNS、極めつけにまとめサイト(ゲハブログ)に扇動される形で拡散され、明

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貧しいゲーム実況と豊かなゲーム実況

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ソウルライクvsローグライク 『Returnal』レビュー

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戦争犯罪を「命令する」戦略ゲーム 『Company of Heroes 2』

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10年E3を見た筆者の考える本当に期待できそうなゲーム5本

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BF2042は期待できるのか? BFシリーズ全14本遊んだ信者が予想する

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