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【メセナプラン向け】ゲームゼミ過去記事アーカイブ

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2019年3月の記事一覧

『Metro: Last Light』「原作」から独立して見出す、子への愛と贖罪

 前回で、筆者は『Metro: 2033』に対して「よくて70点」と評価した。確かに面白いゲームではある。しかしながら原作となる小説、オリジナルとしてのゲーム、二兎を追った結果中途半端なものになってしまった。原作において最も重要なアルチョム最後の決断が、あまりにも唐突に訪れてしまうのだと。

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『Metro 2033』ロシアの小説をウクライナでゲーム化する試み

 『Metro: Exodus』は早くも2019年を代表する傑作だと考えている。だがこの作品は一朝一夕で作られたわけではない。15年近く続いた『Metro』シリーズの、長い歴史がたどり着いた到達点と考えるべきだろう。

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『Metro: Exodus』の名銃「ティハール」がホラーゲームの常識を変えた話

 皆さんはホラーゲームをプレイするだろうか?  ホラーゲームは主人公が脅威から逃げる、或いはギリギリの所で対抗するというデザイン故に、走れない、すぐ死ぬ、弾薬が少ないなど、主人公が他のゲームよりも虚弱に設定されがちだ。まぁ、せまりくる異形や亡霊をロケットランチャーでぶっ飛ばしてはホラーもへったくれもないので、当然の仕様だろう。  ところがこのホラーゲームのデザインには、ある欠点がある。それは戦闘がつまらないという点だ。これも当たり前の話だが、主人公側を虚弱にする、或いは敵

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