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【メセナプラン向け】ゲームゼミ過去記事アーカイブ

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2018年12月の記事一覧

『RDR2』批評 それは「偽物」から「本物」を取り戻す物語

 『Red Dead Redemption 2』は紛れもなく2018年を代表するビッグタイトルだ。  桁違いの開発規模、桁違いの売上、桁違いの評価。何より筆者自身、ゲームで久しく得られなかった感動を与えてくれた『RDR2』は最高のゲームだと思う。  一方、日本での評価はあまり高くない。もっさり気味の操作性、過酷で二転三転する物語、複雑な時代背景、総じてこの作品は極めて難解である。  だが、こうした批判が集まりがちな要素にも、それが必要なだけの理由がある。この難解さこそ『RDR

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現代のゲームはプレイヤーに「上手さ」より「想像力」を求める

ゲームが遊ばれるようになり40年以上、ゲームはゲーマーに「上手さ」を要求し続けた。 正確なコマンド入力、鋭い反射神経、マップやパズルを覚える記憶力。 特にアーケード時代は「上手さ」こそがゲーマーという人種の絶対的なステータスだった。ゲームが上手いヤツがゲームをより長く、深く楽しめる。それが当然という時代だった。 だが今はどうだろう。据置機がメインとなって、老若男女問わずゲームを遊ぶようになり、かつての「上手さ」を求めるようなハードコアなゲームは激減した。 懇切丁寧なチ

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