決算資料から紐解く、2020年代の日本ゲーム産業の「真実」
スクウェア・エニックス(以下、企業名は一部省略)が苦しんでいる。24年3月期決算によれば、営業利益は前期443億円から325億円と26.6%減らした。このため、数々のゲームメディアやSNSでは同社に対し嘲笑的な風評が寄せられ、5月13日まで約6300円だった株価も約5300円と急落した。結果、スクエニは今日本で特にネガティブなイメージのある企業となったことは否めない。
しかし筆者は、この報道には疑問がある。
スクエニが減益で苦しんでいるのは事実だが、それは何も、スクエニだ