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起きたらトイレだった

 行動の話をしよう。
 朝起きたらトイレにいた。トイレの便座に座り、頭を背もたれに預ける形で一夜を過ごしたらしい。何故だ? 昨日はちゃんと布団の中に入って寝たはずなのに。全くわからないことは恐ろしい。なんとか欠落した記憶を埋めるとしよう。因みに酒は入っていない。
 一番妥当そうなのは、寝ぼけてトイレにいったがそのまま寝てしまったことだろうか。尿意や便意を感じて起き、そのままトイレへ。座り込むも、眠気に襲われ就寝。にしては妙だ。トイレには小も大も残っていなかった。起きるほどの尿意便意があったら、流石に出すものだろう。それをせず再度眠りにつけるとは思えない。
 では、流したのだろうか? それもない。我が家のトイレを流すには、一度便座から立ち上がる必要がある。流したのなら便座に座り直す必要などない。結局、寝ぼけてトイレに行ったわけではなさそうだ。
 では、他に何があるだろう。座りが必要な理由で中途覚醒し、寝ぼけてトイレに入ってしまった? それも考えにくい。そもそもトイレ以外に中途覚醒して座る出来事とは何だ。のどが乾いたらいつも台所の蛇口を立ったまま使う。座ることはない。
 全く理由思い当たらない。夢遊病というやつなのだろうか? 頻発したら病院にでも言ってみよう。

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