カードゲームのキャラクターたちが相手カードの効果を読まない理由がわかった

　余裕の話をしよう。
　最近、デジタルカードゲームに嵌っている。全世界のプレイヤーと対戦できるネット対戦機能。カードの効果処理をゲーム側がやってくれる自動処理。俺のように抜けが多い人間にはとても助かる機能だ。
　やっている最中に、長年思っていた疑問が氷解した。何故カードゲームのキャラクターたちは、相手のカード効果を読まないのだろうか、と。これは俺の偏見かもしれないが、カードゲーム系のアニメでは相手のカード効果を知っていれば起こらなかったミスプレイが頻発している気がする。殴ってはいけないモンスターを殴る。先に処理しておかなければならない奴を放っておく。カード効果は公開情報のはずなのに、何故彼らはそれを読まないのか。最近分かった。無理だ。
　自分で体験して分かったのだが、カードゲームの文章は多い。それをいちいちゲーム中に読むのは厳しい。特にデジタルゲームだと制限時間が厳格に決まっているし、ややこしいカードだと理解するのに時間がかかる。ただでさえ通常のプレイでも脳のリソースを一定消費するのに、更にそこに新たな理解を取り入れるのは大変な苦労だ。見逃しも増えるし。仕方がない。俺が悪かった。