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試奏は発表会みたいなものではないか

 緊張の話をしよう。
 今日、初めて人前でサックスを吹いた。いや、教えてもらってる人がいるので、誰かの前でやるのは初めてではないのだが、それはノーカンとさせてもらおう。そして、やらかした。
 サックスを買いに楽器屋に行き、色々話して最初の一本を聞いたら、予想以上に店員がやさしかった。色々気になったので、情報を集めて後日尋ねようと思ったのだが、どうせならということで試奏させてもらうことになった。忘れものしないようにと、普段使いのカバンの中にマウスピース一式を入れていたのが運の尽き。店員が見守る中、音を出すこととなった。
 覚悟を決めてマウスピースに口を付けるも、音が出ない。どうやら緊張のし過ぎで、口の形がおかしくなってしまったらしい。レッスンでは失敗してもレッスンだからと思っていたが、なぜか試奏の時はめちゃくちゃに緊張してしまった。
 しかも俺はレパートリーと呼ばれるものを持っていない。やれることと言えば、運指稽古ように3つの音を入れ替えることくらいだ。何吹けばいいのかわからないまま勢いで行ってしまい、結果失敗した。店員さんがフォローを入れてくれたものの、心が折れかけた。
 人に見られても絶対に音が出せて、簡単なレパートリーを覚えてからが良いのだろうか。それまで、レンタルで頑張ろうと思う。

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