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64拡張メモリの思い出
思い出の話をしよう。
初めてのゲーム機はニンテンドー64だった。ゼルダ、スマブラ、カービィ。様々なゲームに夢中になったものだ。
ニンテンドー64の中で最も思い出深いのは、拡張メモリだろうか。名の通り、ニンテンドー64のメモリを拡張させるアイテムだ。任天堂の公式商品であり、俺のはゼルダの伝説 ムジュラの仮面を買ってきた時についてきたものだ。
ケース上部を開けはがしてはいけないと書かれたシールをはがし、中のパーツを交換する。その一連の流れがなんだか随分ワクワクした。電子機器の中を覗くのが初めてで興奮したのと、やってはいけないと書かれたシールを剥がす時の「本当にやっていいのか?」という緊張が合わさって素晴らしい体験だった。専用クリップを入れて取り出すだけなのだが、なぜだかとても達成感があったことを覚えている。
しかし、何故拡張メモリだけが後から付けれるようになっていたのか。他に簡単に取り外せるパーツはなかった。拡張メモリを入れるところだけが、簡単に取り外せるようになっていた。拡張メモリが出たのは本体の3年後だ。最初から予定にあったのか? それとも実は最初に差してあったパーツは無意味なもので、何かアップグレードできるようにと備えていたのか? 地味に気になるところだ。
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