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未だに冷房をかけている

 室温の話をしよう。
 ここの所、過ごしやすい日々が続く。陽のあるうちはまだ暖かいが、夜になると涼やかな風が吹く。夏が終わった。日入りが早くなったことに気づき、心地良い秋風を識ると夏が終わったと思っている。
 俺はこの時期が一番好きだ。やや涼しいくらいのこの時期が。この体は発熱し易いのか、少し動いただけで汗が噴き出る。夏は当然として、春秋冬いつでもだ。春と秋は良い。夏はもう仕方がないと諦めている。問題は冬だ。動くとすぐ暑くなるが、止まっている間は冷える。この差が問題だ。まず着こまねばならない。しかし、動けばすぐ熱くなって、厚着を辞めなければ汗が噴き出る。脱いだ服は荷物になるし、並んでたりでもしない限り再度斬ることはないので、存在意義がおかしくなる。これが嫌だ。
 違う冬の話がしたいのではない。今の室温の話に戻そう。
 涼しくなってきたが、未だに自室では24時間冷房を掛けている。外気や廊下は涼しいのに、俺の部屋だけ何故か暑い。動かなくても汗が出るくらいには熱いのだ。
 思い当たる原因はいくつかある。まず電子機器が多いことだろう。常に動かしているPCが2つ─1つは仕事用、1つはプライベート用─もある。それに合わせてディスプレイは3つだ。まずこいつらの発熱が酷い。
 次に物が多い。本、銃、ぬいぐるみ、ゲーム機、いろんながらくたが狭いスペースに山積みにされており、風の通りが悪い。
 仕方がないので涼しい夜もクーラーが必要だ。例年通りなら12月くらいまでは冷房がいるだろう。が、それはそれで問題がまた1つ発生する。それはクーラーがベッドの上に有る点だ。おかげで寝る時は、冷房を消すと暑いが、付けていると寒いという最悪な選択を迫られる。熱いよりは寒い方がマシなので、付けたまま毛布をかぶって寝ている。このちぐはぐ差がなんか嫌だ。冷房の温度を調節しても駄目だ。部屋に対して強力なクーラーを買ってしまったせいだろう。部屋は6畳なのに、クーラーは12畳用だ。本来はこんなに強力な物を買うつもりはなかった。電子機器が多いのを考慮しても、8畳用で良いだろうと思ったが、店に在庫がなく安くするからと言われ12畳のを買ってしまった。夏真っ盛りにぶっ壊れてすぐ欲しかったので、よく考えず買ってしまった。次の買い物はもう少しうまくやりたい。

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