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吹奏楽でのクラリネットの離職率について考察

こんにちは、じょーです。
最近の僕は、いろんな社会人バンドの団員募集ページを見るのが趣味?です。各バンドの団員募集をみると、そのバンドの事情が垣間見えてくるような感じがして、面白いのです。

サックスやフルートは、どのバンドも満員に近いですが、クラリネットはどこでも大大募集している印象です。

あれれ?中高の部活動考えれば母数はたくさんいるはずなのに??どうしてなんだろう、、、とよく思います。個人的に「こういう理由かな?」という部分をクラリネットもサックスも吹いてる立場から考えてみました。

1.楽譜が難しい。

吹奏楽におけるクラリネットはオーケストラで言う1stバイオリンに当たる音域のため、オケ編曲はもちろん、吹奏楽では基本的に過労です。経験をいくら積めども、とりあえず合奏に参加すれば、なんとかなる曲は少なく個人練が必要となることが基本だなあと感じます。

2.求められる能力が多岐にわたる。

クラリネットパートは1st、2nd、3rdにパートが分かれます。つまり、クラリネット吹きにはその広い音域ゆえ色々な役割があります。メロディ、対旋律、伴奏、ハーモニー、自分がどのパートを吹くかによってバランス感覚などが変わるため、クラリネット吹きは器用なのです‼︎‼︎

3.音量の問題

基本クラリネットパートだけで旋律を吹いたり、動いたりすることは少なく、サックスやトランペット、フルートなどと動くことが多いです。そうなると音量的には埋もれがち…

クラリネットはサウンドの核となるので、なくてはならない重要なパートなのですが、楽器の特性上大きい音量で吹くことはできないため、「私って必要なのかな?」とか「面白くないなあ」とか思う気持ちもとてもわかります。

4.吹奏楽コンクールの弊害

ここはあくまで本当に個人的意見だと思ってお読みください。個人的体験に基づきます。

クラリネットパートは同じパートを複数人で演奏するので、常に隣の人と音程、フレージングを気にする必要があります。指導者的にも同じ音色同士が合っていないと、非常にわかりやすく指摘しやすいんだろうなと感じます。つまり「クラリネット合ってない!」と言いやすいのです。コンクール、さらに言えば部活動で「音楽楽しくないな」と思ってしまうクラリネット吹きは多いのかなと言う印象です。


皆さんはなぜ社会人になった途端クラリネット吹きが少なくなってしまっていると思いますか?ぜひ皆さんのご意見、改善案を教えていただけると助かります!
ではまた。


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