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エッセイ 〈出雲神話外伝〉 -出雲国風土記-

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出雲神話の流れから外れた神様達を拾い集めたエッセイ
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#古代出雲

【神話エッセイ】秋の思い出 その3

今回の記事は(できることなら)この曲を流しながら読んでください。 ぼくは秋の稲刈り後の光…

【神話エッセイ】 名前を調べる時に想うこと

学生時代、友人から司馬遼太郎さんの歴史小説を勧められ、ずいぶんはまったことがある。 一度…

【神話エッセイ】 巨人達の足あと

唐突だが、ジャズと神話って、親和性があると思う。 例えば、クラシックやロックやポップスの…

【神話エッセイ】 スイカとモロコシ

夏が終わりに近づいた。 あんなに威張っていた入道雲はどこかに雲隠れし、大空に押さえつけら…

【神話エッセイ】 きもだめしとアヨアヨ

今年も夏が終わろうとしている。 夏の思い出といえば、先日、七夕のことを記事にした。 子供…

【神話エッセイ】 七夕とやぐら

夏の行事を語るために秋の話から始めるとしよう。 田園地帯の広がる出雲地域では昭和の中頃は…

【神話エッセイ】 かんぴょうと自転車

夏といえば「スイカ」と100人中100人が答える中、ぼくがまっさきに目に浮かべるのは「かんぴょう」である。 かんぴょう? あの巻き寿司に入っているかんぴょうのことか? そうです、あのかんぴょうである。 子供の頃、夏休みになるとぼくはおじいちゃんに連れられて自転車で1k先の畑にかんぴょうを取りに行かせられた。かんぴょうを食べた人もかんぴょうの実自体を知っている人は少ないであろう。かんぴょうの生産は栃木県が1位で日本のかんぴょう生産の8割を占めているということである。しか

【神話エッセイ】 風に吹かれて

最近、反抗期を迎えつつある三男坊だが、子供の頃は3兄弟の中でも最も笑わせてくれる子供だっ…

【神話エッセイ】 日本初の歌姫

うちには2匹の犬がいる。 一匹はオスのクロ、もう一匹はメスのチャ。それぞれ性格に違いがあ…

【神話エッセイ】 そしてぼくは途方に暮れる

みなさんはいらなくなった雑誌の処分をどうしているのだろう。 ぼくは結構な頻度でCDや漫画…

【エッセイ】 生まれてきてよかったのかな

井上ひさしさんのエッセイ集を読んだ。 その中の「わが心はあなたの心であれかし 解説にかえ…

【エッセイ】 神様たちの反抗期

前回のエッセイで、次男の悲劇について語った。思えば、小さかった子供たちももう大きくなって…

【エッセイ】 人を見かけで判断してはいけない

人を見かけで判断してはいけない。 そういいつつも、けして自分は人を見かけで判断していない…

神様への ねがいごと

我々は神社に参拝する時、神様に何らかのお願いをする。 人それぞれに、当然、お願いは違ってくる。合格祈願、家内安全、商売繁盛、病気回復、縁結び、世界平和、などなど。100人いれば、100通りのお願いがある。 それでは、我々はいつから、神様にお願いごとをするようになったのだろう? 「古事記」の垂仁天皇記に息子の本牟智和気王(ほむちわけのみこ)の話が出てくる。本牟智和気王(ほむちわけのみこ)は大人になるまでしゃべることができず、天皇はそのことを悩みの種としていた。ある日、天皇