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エッセイ 〈出雲神話外伝〉 -出雲国風土記-

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出雲神話の流れから外れた神様達を拾い集めたエッセイ
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#一度は行きたいあの場所

【神話エッセイ】秋の思い出 その3

今回の記事は(できることなら)この曲を流しながら読んでください。 ぼくは秋の稲刈り後の光…

【神話エッセイ】 名前を調べる時に想うこと

学生時代、友人から司馬遼太郎さんの歴史小説を勧められ、ずいぶんはまったことがある。 一度…

【神話エッセイ】 かんぴょうと自転車

夏といえば「スイカ」と100人中100人が答える中、ぼくがまっさきに目に浮かべるのは「か…

【神話エッセイ】 風に吹かれて

最近、反抗期を迎えつつある三男坊だが、子供の頃は3兄弟の中でも最も笑わせてくれる子供だっ…

【神話エッセイ】 日本初の歌姫

うちには2匹の犬がいる。 一匹はオスのクロ、もう一匹はメスのチャ。それぞれ性格に違いがあ…

【神話エッセイ】 そしてぼくは途方に暮れる

みなさんはいらなくなった雑誌の処分をどうしているのだろう。 ぼくは結構な頻度でCDや漫画…

【エッセイ】 生まれてきてよかったのかな

井上ひさしさんのエッセイ集を読んだ。 その中の「わが心はあなたの心であれかし 解説にかえて」というエッセイの中で、井上さんは中学3年の秋から高校卒業の春まで養護施設にいたと書かれている。その中の一文が心に留まった。 春には門の前に捨て子がふえる。捨てるほどでも親の情、さすがに親たちも凍てつく地面に子どもを置き去りにすることができずに、冬の間なんとか頑張り通して暖かくなるのを待つ。そんなわけで春には捨て子が多くなるのだ。 この文章を読んだとき、 八上比売(やかみひめ)が

【エッセイ】 神様たちの反抗期

前回のエッセイで、次男の悲劇について語った。思えば、小さかった子供たちももう大きくなって…

失われた時を求めて

前に書いたことであるが、ぼくがnoteの記事を書くときは朝起きてからその内容を考える。そして…

球春到来

球春到来。 反抗期突入中のうちの三男坊も、今年から高校球児になった。目指せ、甲子園(笑)…

ああ、生まれてきてよかった

 こんばんは、出 雲太(いず うんた)です。  最近、井上ひさしさんのエッセイ集を読んで…

イズモ・アネクドーツ

 こんにちは、出 雲太(いず うんた)です。  村上春樹さんが翻訳したビルクロウさんの著…

初めての神様へのお願い

 我々は神社に参拝する時、神様に何らかのお願いをします。  人それぞれに、当然、お願いは…

カップルで腕を組みながらご覧ください

 夕方、松江を通ると、晴れた日は宍道湖に移る夕日が目に映える。  松江から見た宍道湖の夕日は観光名所の一つにもなっている。晴れの日は、その夕日を見るために、地元の人やら、県外の観光客でにぎわう。格好の撮影スポットである。  最近は、島根県立美術館ができた影響で、美術鑑賞と夕日がセットになっており、これまた観光客に喜ばれたりしている。  しかし、我々からすると、夕日をバックに映る嫁ヶ島の光景が昔からの絶景スポットとして馴染み深い。  嫁ヶ島は島の名前にまつわる哀しい伝説