書評 "知床に生きる―大船頭・大瀬初三郎とオホーツクの海"

北海道に引っ越してくる理由はいくつかあるんですが、日本でも指折りに惹かれる場所、それが知床なんです。

学生時代に、高校時代の連れと雨の中でテントを張って、なんだかものすごいさぶかった思い出のある羅臼のキャンプ場だったり、まだ自由に登れたカムイワッカの滝であったり、濃くて濃くてたまらない思い出が詰まっています。

僕が語るまでもなく、NHKスペシャルにて、大船頭である大瀬さんは取り上げられていたわけで、著者の立松和平さんも取り憑かれた方の1人。

この本は、もう1つ、季節ごとに獲れる魚のことが書いてあるんですが、その描写がすごくわかりやすい。この度北海道に引っ越してきて、本ますってスーパーで売ってるんですよね。400円ぐらいで半身が。それがサクラマスだってことも知ったし、そもそもマスって本州では意識しないので、新鮮でした。自分の暮らしとつながった。

引っ越してきてからまだ知床いけてない。いきたい。

いつもありがとうございます。 サポートのほど、どうぞよろしくお願いします!