「私」と「あなた」は違う人
春は出会いの季節。僕が所属していたインターン先やゼミでも、新しいメンバーがたくさん入ってきた。正直なところ、人とすぐに仲良くなるのが苦手で、出会いの多いこの季節は嫌いだ。でも、今年はいつもは違う感覚があったように思える。
■「違う」が楽しい
春学期になって初めてのゼミで、新ゼミ生と自己紹介の時間。普通の自己紹介なら「相手との共通点を見つける」という意識で自己紹介をしていくけれど、この時の自己紹介は「相手との違いを見つける」意識で自己紹介を行った。
相手と「共通点」を見つけて仲良くなっていくのももちろんあるけど、MELCは学習共同体。「同じだから仲良くする」で終わらずに、相手との違いを認識しそれ自体を楽しむ。その意識が、長岡ゼミを「学習共同体」という場にしていくのだと思った。
「違う」と居心地が悪いかもしれない。でも、「違う」からこそ楽しい。そんな感覚を、最初に感じることができたのはとても意味のあることだったと思う。
■対話を通して答えを探る
約1年勤めているインターン先では、4月で大幅な人事異動があった影響で自分が働いているキャンパスも半分以上スタッフが入れ替わり、自分はキャンパスの中ではベテランになった。そんなベテランの僕たちは、「新しく来た人たちが、このキャンパスのやり方にあわせてくれるか?」ということばかり考えていた。
しかし、なかなかうまくいかず、僕は勇気を出して「自分たちはこう考えて今までこの方法でやってきていたけど、○○さんはどうしてその方法で考えているのか?」と聞いてみると、相手も丁寧に説明してくださり、最終的には「じゃあそれ(僕たちの想い)も踏まえ新しい方法を考えなきゃね」という風に言ってくださった。
■まとめ
僕がこの季節が嫌いだったのは、「違う」人と無理に分かり合って仲良くなろうとして、どこか自分を抑えつけたり逆に相手を抑えつけていると感じることが多かったかもしれない。でも、「私」と「あなた」は違う人。無理にどちらか寄せていく必要はなくて、違うことを前提として関係性を築いていけばいい。それに気づけたことで、来年のこの季節はもっと楽しめる気がした。
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