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感謝の気持ちを込めて。シリーズA資金調達を終え、これまでとこれからのこと

自己紹介

はじめまして。株式会社hokanの取締役 CTOの横塚です。
弊社、InsurTech(Insurance × Technology)という領域で事業を行っていまして、メインサービスとして保険代理店向けの顧客・契約管理システムを開発・提供しております。
今回ははじめての記事となりますが、シリーズAの資金調達を完了したこともあり、開発組織のこれまでとこれからのことを感謝の気持ちを込めて、まとめさせていただきたく思います。

シリーズAの資金調達について

この度、株式会社hokanはシリーズAの資金調達を完了いたしました。
まずは、投資家の皆様、hokanの成長を信じ、ご期待頂けたこと、心より感謝申し上げます。
そして、我々のお客様である、保険会社の皆様、保険代理店の皆様、いつもありがとうございます。
資金調達が無事完了したのも、皆様の支えがあったからこそだと思っております。

開発組織の変化

採用に苦戦しながらも、心強い正社員・業務委託・インターンに参画していただき、着実に開発人員を増やすことができました。

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一人じゃできないことをみんなとやりたいと思い、CTOになった身としては、事業成長はもちろんのこと、開発組織が大きくなっていくことは何より嬉しく思います。

また、2020年は、事業・プロダクトの成長に伴い、徐々に責務の分割を行うため、CREチーム、Dataチームの立ち上げを行いました。

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お客様のビジネスを理解した上で、コードもかける保険業界出身のエンジニアがCREチームの立ち上げを行ってくれたことにより、今年着々と導入企業数が伸びました。2人のチームでよく頑張っていただきました。2020年の最後、エージェントの皆様の多大なるご協力のもと、来年の始めから心強いメンバーが増えることとなり、賑やかになりそうで嬉しいです。ありがとうございます!

2020年の半ば、超優秀なエンジニアがDataチームの立ち上げとして参画し、athenaとglueを用いたデータパイプラインの構築、redashによる社内ダッシュボードの構築を行っていただきました。
terraformで管理を行い、データパイプラインの変更に関しても柔軟にできる形になっているかと思います。
プロダクトのデータに関しては、しっかりとデータレイクに溜まっていて、社内におけるデータ活用もお客様へのデータを用いた価値提供も来年徐々に動き出せればと思っております。

まだまだ道半ばですが、チーム構成に関しても、事業成長、プロダクトのアーキテクチャーの変化と共にアジャイル的に変えていきたいと思っております。

技術スタックの変化

2018年ベータ版の開発では、neo4jを使ったり、プロダクトを作り直すタイミングでは、ころころバックエンドのフレームワークを変えてました。(その時の気分で変えていて、すみませんでした!楽しかったから良し!)
2020年、フロントエンドは開発効率を上げるべく、つよつよフロントエンジニアのお力も借りつつ、TypeScriptへの移行をしました。フロントエンドエンジニアの皆様、本当にありがとうございます!

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また、切り出せる部分はできるだけ疎結合に、chalice, dynamoDBの活用を行いながら、徐々にモノリシックなアーキテクチャーから抜け出せるような動き出しを行いました。

アプリケーション、インフラのモニタリングに関しても、中途半端にしか行えてなかったものをdatadogを用いて整備を行いました。

その他、読みにくくなっているコードの技術負債解消にも定期的に取り組んでくれていたテックリードに改めて感謝を。
事業成長を優先しつつ、負債と向き合い細かく解消していくのは、なかなか難しいところ部分ではありますが、彼の強い意思とこだわりがあったからこそ。本当にありがとうございます。

この部分に関しては、今度また、じっくり振り返りつつ、別の記事でまとめていきたいと思います。

現在の技術スタックはStackShareにて公開しておりますので、もしよろしければご覧ください。

これからのこと

大きく以下のような2つを考えております。
(本当はもっとやりたいことたくさんあります!)

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まずは、①の「システムとチームのリデザイン」について。

今回のシリーズAの資金調達を終え、来年さらに開発組織を拡大していくことになりますが、順調な機能拡大に伴い、膨れ上がるテーブル数、ソースコードの肥大化が想像されます。これからの開発組織の拡大と、更なる機能拡大を迎える今、システムとチームにおいてキレイな設計を組めるかが来年の勝負だと思っております。

現在も徐々に切り出せる部分から、認証基盤、通知基盤の切り出しを行っているのですが、来年から本格的に、マイクロサービス化に向けてのチームの発足を考えております。
全ては「保険流通を支えるプラットフォーム」としてのシステムを構築するために。
もし弊社に興味持っていただけたら、このプロダクト構想は、是非お話させてください。


次に、②の「セキュリティチームの立ち上げ」について。
2020年リモートでの働き方が進み、また2021年の組織拡大を控える今、hokanのセキュリティに対する姿勢・方針・設計・運用、全てを見直しております。

保険流通を支えるシステムを開発する保険業界のリードカンパニーとして、セキュリティに関してもビジョンを持ってセキュリティマネジメントシステムを構築していきます。
このフェーズから、プロダクトに関するセキュリティもコーポレートに関するセキュリティも少しずつPDCAを回しながら体制を整えていくのは結構面白いです。

IDaas, ITAM, NGAV, CASB, SIEM, SOCを組み合わせ、メンバーが働きやすく、管理しやすい方法を最先端のテクノロジーの力を用いて実現したいと思っております。


おまけにもう一個。やっぱりエンジニアとして新しいもの触りたいですよね。
詳しくは来年の春くらいにお伝えできればと思っていますが、弊社は創業以来、アプリ開発はずっとReact Nativeを用いた開発を行っていたのですが、2021年始めからflutterを用いたアプリ開発も始めます!

これからを実現するために

巨大な保険業界をテクノロジーを用いてハックしていくためには、多くの仲間が必要なのは自明な訳でして、是非とも皆様のお力を借りたいです。

やりたいことが溢れていて、ここに書ききれないくらいあります!

一緒にスタートアップという青春を過ごしていただける仲間を募集しています。

最後に

気がつけば、CTOに就任して3年。
これまで、何百人のエンジニアと対話させていただき、そして、何十人もののエンジニアにhokanというプロダクトを手伝っていただき、ここまでくることができました。携わってくれた全てのエンジニアに感謝を申し上げます。

まだスタート地点にすぎませんが、今のメンバーと、そしてこれからhokanに関わってくれるエンジニアで、素敵なプロダクトと素敵な開発組織をつくっていきたいと思っております。

組織写真-エンジニア


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