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手紙

私のことを思い出してくれる人はまずいない。
はなっからそう思ってやると気が楽でいい。

手紙をくれないと嘆くよりも、私が思い出した度に手紙を出す方がいい。
誰かを思い、誰かのために、自分の時間を文字にするのはすごく神聖な気持ちになる。

一方通行で構わない。

一文字の苦労を知っているから、もし返事がきたらそれはとびきり嬉しい。
けれど、それを相手に知られては味がない。

私は坂田道信さんの「ハガキ道」に習って、複写ハガキを出している。
今年の夏、複写ハガキの控えが四冊目になった。
暑中見舞いを兼ねたかもめーるは28枚ほど書いた。
30枚には少し届かなかった。

それでも、今年もかもめーるを出せたことが嬉しい。
願わくば、誰かが当選すればいいなぁと思っている。
が、かもメールの話をしたら、読書仲間が久々に聞いたよ。なんていうではないか。
このご時世に手紙を書くなんて・・・そんな私が好きである。

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