見えるものと感覚:『色彩との対話』柳宗玄
ミニマリズムという考えは注目集めている考え方のひとつです。豪華な装飾よりも、実用的な美しさを追い求める動きも増えているのではないでしょうか。
いまや美術品だけが美しいものの代表だという人は少ないでしょう。デザインという言葉は建築から日用品までさまざまな場面で使われる言葉になりました。
日用品の中に美を見出す、という考え方について日本における先駆者として柳宗悦が挙げられます。
用と最も厚く結合する雑器に、工藝美の最も健全な表示があるのを説こうとするのである。用器と美器とは