共感はそこまで必要なのか
デザイナーである田中 一光の著作を読んでいたところ、「共感よりも芸術の啓蒙を」というような一節にぶつかった。デザインに関わらずどんな分野や場面でも共感を重んじる現代には物珍しく響く言葉である。逆に「啓蒙」の方はは久しく耳にしていない。
共感が重視されるようになったのは言うまでもなくインターネットの影響だろう。誰でも気軽に意思表明できると言うのは今までにない変化だといえる。今まで出版という関門を抜け出すことのできなかったものも世に出てくるようになった。
意思があちらこちらで