先生の読書「ある晴れた夏の朝」

画像1 中学校の課題図書「ある晴れた夏の朝」を読みました。8人の高校生が、広島と長崎に投下された原子爆弾について肯定派4名と否定派4名に分かれて討論をする話。映画「オッペンハイマー」でも、核戦争の恐怖を回避しようとする世の中の動きがあります。個人的には、「絶対、原爆投下はあってはいけない、核戦争は反対です。」しかし、国や人種という立場が異なれば、原爆を肯定する考えも意見として成り立つことを学びました。原爆投下の歴史的背景、真珠湾攻撃の真実など事実を学んだ上で、自分の考えをしっかり持つことが大切だ、と思いました。
画像2 この本の中のディベートメンバーは、日系アメリカ人のメイ(主人公)、アイルランド系、中国系、ユダヤ系、アフリカ系のルーツが違う高校生達です。それぞれの立場からの意見は、大変興味深かったです。アメリカに住んでいる私たち、生徒たちにも読んでほしい本です。娘たちも読みましたが、「なにが正しくて、なにが悪なのか?」を考えさせられたようです。この話の最後には、日本語論にもなり、日本語教師としては、いつか教材にしたいと思いました。
画像3 英語版もあるみたいですが、Amazonで調べても発売されていないよう。英語版の方が読みやすい生徒さんにおすすめしたいです。

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