2019.1.6

仕事始めで人がいなくなった1月4日の渋谷の街を抜けて区役所の仮庁舎へむかうのは、冬晴れが美しい東京の青く高い空と相まって、やたらと無職感があった。



2018年、ステータスが変化するのと同時にシフトしていかなければならないことも増えて、考え、選択していった結果、思いがけずかつていた場所に戻っていた。

もう18年も前のことだ。W杯で盛り上がっていた1階のオーバカナルや送別会で騒ぎすぎて出禁になった地下の中華料理屋もとっくに新しいビルや新しい店に変わってしまって、キャラメルマキアートが珍しかったスターバックスは日常になり、ムラサキスポーツの肩掛けショップバッグはもはやレトロなものになってしまった。
もう、毎日何かしらの行列ができている昼間の竹下通りを歩く体力はないけれど、それでも深夜に明治通りを自転車で走る時には少しだけ高揚してここにいることを実感したりしている。


年末は新幹線で雪のある場所まで移動した。
新しい年を迎えるために、育った場所でも住んだことのある場所でもないところに行くなんてかつてあったかなと思いながら、久しぶりに見る窓の外の白い世界に圧倒されていた。
本当に、人生、何が起こるかわからない。


離職票が届いたらハローワークに行って、いよいよ無職感ではなく本当に無職認定。きっちり通ったらその後は個人事業主でやっていく。
あれもこれも経費にしたい。


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