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永久歯に生え替わる時期

 先週は赤ちゃんの歯🦷の生え始める時期と順番をご紹介しましたが、今週は永久歯に生え変わる時期をご紹介したいと思います。
 乳歯が全て生え揃うと、その3~4年後、平均的に6歳頃から、乳歯が抜けて永久歯への生え替わり時期を迎えます。
 まずは下の前歯が抜け、その頃に乳歯にはなかった6番目の歯、第一大臼歯(下図6、6歳臼歯、最初の永久歯である奥歯)が生え始めます。
次いで中切歯(下図1)、側切歯(下図2)と前歯が生え替わります。
 その後第一小臼歯(下図4)、第二小臼歯(下図5)が順に生え替わります。
犬歯(下図3)は上下で生え替わりの時期に若干の開きがあり、生え替わる順番にも違いがあります。
 その後第二大臼歯(下図7)が生えて、一応28本の永久歯が生え揃います。
 親知らず(下図8、第三大臼歯)は少し遅れて生えて永久歯全32本が生え揃いますが、親知らずは生えない方もいらっしゃいます。
 親知らずを除いた永久歯28本が生え揃うのは概ね13~14歳頃になります。乳歯が抜ける時期にも個人差があるように、永久歯に生え替わる時期にも早い子や遅い子がいても大きな問題ではありません。

 なお、乳歯の生える時期や順番には個人差があるとご紹介しましたが、永久歯も生える時期や順番には個人があり表記の年齢は一応の目安としてご紹介します。
 また、ごく稀ではありますが、乳歯の後ろに控えているはずの永久歯が先天的にない場合があります。こういった場合には、乳歯をできるだけ長く使用することになりますが、もし抜け落ちてしまった場合には、インプラントやブリッジ、入れ歯などの治療が必要になることがあります。
 さらに、こちらも稀なケースですが、乳歯が残っているのに、近くから早くに永久歯が生えてきてしまうことがあります。この場合、後に乳歯が抜けてからも永久歯の歯並びや咬み合わせが大きくずれてしまう可能性があるので、適切な時期に乳歯の抜歯が必要になることがあります。

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