見出し画像

骨粗しょう症と歯周病

今週は今月医院の入口に掲示している案内板から「骨粗しょう症と歯を失うリスク」についてご紹介します。

一般社団法人日本生活習慣病予防協会によると日本人の約1,300万人(女性:980万人、男性300万人)が骨粗しょう症と言われているそうですが、その9割の方は「歯を失うリスク」も抱えている可能性があります。
骨粗しょう症の原因の一つとされるているのが「エストロゲン」というホルモンの減少だそうですが、このエストロゲンの減少が歯周病を引き起こす原因にもなっているそうです。
このような要因から骨粗しょう症患者の9割以上の方が歯周病にも罹患していると言われています。歯周病が進行すると歯を支える歯槽骨が溶けて、最終的には歯が抜けてしまいます。骨粗しょう症患者は歯槽骨も弱っているので、とても歯が抜けやすい状態にあります。
骨粗しょう症と歯周病に共通するのは気付きにくい病気ということで、骨粗しょう症が悪化すると骨折しやすくなり、歯周病が悪化すると歯が抜けやすくなって、日常生活に支障をきたしてしまいます。骨粗しょう症と診断された方は歯科での歯周病のチェックも受けるようにしてください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?