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モヤモヤアンテナを持って歩いてみる。そんな私の5日間
弱音を吐いてみたら、一周して心が穏やかになる。
とある金曜日の深夜、自分の弱みを見つけて自己嫌悪におちいり、思いのたけをしたためたnoteの下書きを、人にシェアしてしまった。読まされた人はたまったもんじゃなかっただろうなあと、反省している。
とはいえ、書いてみて、眺めてみて、コメントをもらい、もう一度書いたものを読み、そうすることで今、なぜか穏やかになっている私がいる。
一体、私になにが起きたのだろう。それは多分、「私は弱い、でもそれが私だからしょうがない」と思えるようになったからだと思う。だから、今回はそう思えるようになった5日間のことを書いていく。
目次
DAY1:あのときは間違いなく暗闇にいた
その日、私は専門学校の生徒さん向けにセミナーをしていた。
セミナーでは、「強みを知るのも大事だけど弱味を知っていかに攻略していくかを知っていることもとても大事だよ。」と話したのだけど、あとになって「自分にはそれが出来ているのか?」と自問自答し、自分の言葉がブーメランのように戻ってきて苦しかった。
ワクワクしながら始めたことも飽きちゃうし、自分の事をほめるのが苦手だし、自信が無いし。そんな自分が嫌でモヤモヤするし。そのことに対して何か手を打っているのか?あんな偉そうなことを生徒に伝えたけど、それが出来ていない私は、そもそもそんなこと言う権利なんて無いんじゃないか?
「私って、自分の弱みを攻略できているの?」
そんな風に思いながら、私は暗闇の中にいるようだった。
DAY2:自己嫌悪におちいった私のnoteの下書き
学生さん向けのセミナーで話した自分の言葉が、ブーメランのように自分に返ってきてしまった深夜。
その気持ちのまま、ついつい自分の弱みを責めたくなって書いたnoteの下書き。自分の弱音がつまった下書きの内容を、このnoteですこし紹介したい。
実は、ある約束をしていてそれが今の時点では果たせていなくて、自分への嫌悪感が渦巻いている。有言実行であれ、というのが私の信念にはあって、多分それは強みなんだけど、実行できない時の心の対処が出来ない。
モーレツに自分を嫌いになり、「ああ、やっぱりね」と自信を無くすのだ。
いや、じゃあ、やればいいんじゃん、やんなかったんだから自業自得じゃん、と書きながら思うのだけど、なんか、こう、甘いのだ。
コツコツも出来ない、それも弱味。毎日、やったるでー!と始めたスタエフ。更新しないインスタ。放置している物事が結構ある。
「自分を褒めてあげなさい。自分にお疲れ様っていってあげなさい。」
いや、ちっとも褒めるところ無いし。
きっと、これも弱味だな。
自分を認めてあげる事が苦手。
つまりは、私の弱みは「自分に甘くて、そのくせ言ったことが出来ない時に大いに自信を無くし、コツコツも苦手で、そんな自分を認めることが出来ない。」
仕組み作りをして行き当たりばったりにならなければいい話なのでは?
お、糸口が見えてきたかも。
対処法を、もうそろそろ本気で考えよう、大人なんだから。
目的は自分を好きでいるために。
「自分でも出来ていないんだから、学生に伝える権利なんてあなたには無いわよ」
そんな風に耳元でささやきかけてくる自分の中の声に対して書いた、言い訳のような深夜2時の気持ち。自分を納得させたかったし、無理やりにでも納得させなければ、ザワザワして眠れなかったと思う。
DAY3:じんわり、でもめっちゃ熱いコメントをもらった
書いた下書きをみかんぬに共有したら、コメントをくれた。
(あ!みかんぬは私の親愛なるパーソナル編集者で、私が書いた文章の感想をくれたり、ここをもっと聞きたいよ!と言ってくれる人なんだけど、知り合って間もないのに、私はすっかり心のうちを打ち明けられる存在なんです。)
率直に最初に読んでおもったのは、(いい意味でね)「いづみんでも、できないことがあるんだ」とか「自信をなくすことがあるんだ」でした。それは、いづみんに失望したって意味合いは全くなくて。むしろ共感というか。
普段こんなにカッコイイいづみんでも、自分のふがいなさに心が折れる瞬間があるんだなあっていう、いづみんのすごく人間らしい部分に触れさせてもらえて、逆に勇気をもらえたような気持ちになった。
今いづみんが向き合いたい、嫌だなって感じている自分の部分って、多くの人が同じように、嫌だなっておもいながらも自分の一部として内包している(せざるを得ない)部分なんじゃないかなって感じたから。
もちろん、克服するための仕組みをつくって対処するのも一つの方法だとおもうけど、それができちゃうようになったら、いづみんは私の中で本当にスーパーウーマンになってしまう気がして。これは私のエゴだけど、そのままのいづみんがいいなあっておもってしまいました。
このコメントが、じんわりしながらあっという間に沸点近くまで温度があがるというか、今後何があってもこれ見れば大丈夫でしょ、と思えるようなもので心が震えたわけです。
それを受けた私の気持ちは「私は弱い、でもそれが私だからしょうがない」でした。
DAY4:そして見つけた山田ルイ53世
自己嫌悪の翌々日に、ビジョンボードのワークショップを開催しました。参加者の皆さんと一緒になって、私もビジョンボード作りをしていた時に、ふと見つけてしまった。
私のモヤモヤアンテナに引っかかってくれた、山田ルイ53世。
![](https://assets.st-note.com/img/1716653123180-DWHHpI9vAe.jpg?width=1200)
山田ルイ53世のお悩み相談。お悩みは「TODOリスト通りにいかないと自分を責めてしまう」というもので、私と同じだわ、と思って読み進めてみると・・・。
”遠くの目標を眺めるのを止め、近視眼的にもがくと日の目を見る”
“「我が身にハードルを課す私」に酔うのは、酒をあおって刹那の高揚感を享受するのと変わりません”
”そもそもお決めになったスケジュールに無理があっただけの話ではないでしょうか”
あああああああ、そうだ。私はハードルを課す私に酔っていたんだ。
「私は弱い、でもそれが私だからしょうがない。でもしょうがない私を認めたくなくて、変わろうとしていたんだ。」
ありがとう!ルイ。
ありがとう!ルネッサーンス!!
DAY5:変化していくものではあるけど
人は変化し続ける。人だけじゃなくこの世のすべてが。でも、特に人って急には変われない。昨日までシロだった人が、今日いきなりクロにはならない。グラデーションで段々とクロに近づいていく。時々、変な色も混じったりしながら。
遠くの目標を眺めるのは、ゴメン、ルイ、大事だと思うんだ。でも、同時に近くも見ながら、「しょうがないじゃんねー」とつぶやきながら、少しずつ変わって行けばいいのかな?
一周して0.0001mmぐらい変わったよ、きっと
結論としては、弱音は吐いてみるものである。
聞かされる人はたいへんだけどちょっとだけ我慢して聞いてほしい。そして、感じたことを伝えてください。
弱音を吐いた人はそのコメントを握って、ちょっとだけモヤモヤしてほしい。そうするとモヤモヤアンテナがあなたに必要な事を探し出してくれる。
私がルイに出会ったように(笑)
きっと、金曜日の私から0.0001mmぐらいは変わっているはず。
会っても分かんないかもしれないけど、自分がわかってるから無問題。
読んでくれてありがとう!
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