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いないことにされたくない

「十分がんばってるよ」と夫から言われて、そうか、と思った。

国保だ住民税だなんだって去年に比べてざくざくとお金が出ていくことになり、なんだか申し訳なくなって「もうちょい仕事がんばるからね!」とわたしが言ったところ返ってきた言葉だ(もうちょい仕事がんばるとさらに国保も住民税も上がるのは置いといて)。

でも、夫にそう言われた後、一瞬なんだかよく分からない感情に包まれた。そしてひと息ついて、そうか私がんばっているんだな、と思った。もちろん自分でもそれなりにがんばっているつもりだった。だったけど、私をいちばん身近で見ている夫がそう言ってくれるのなら、本当にがんばっているのだろうなと妙に納得してしまった。

夫の言葉はどこかむずがゆくも素直にうれしかったし、同時に自分なんていくら自分の中を探してもいなくって、誰かを通してようやく形づくられるものなんだなと思った。自分で自分を認めてあげることもできるけれど、やっぱり人は人との関係性の中で自分を作り上げていくものなんだろうね。

群れたくはないけど、いないことにはされたくない。って最近思うのもちょっと関係しているのかもしれないな。

(唐突ですが、以前しいたけ占いに「射手座はひとり好きのお祭り好き」みたいなことが書かれていて、ふだん大して占いなんて気に留めない人種なのだけど、めちゃくちゃ納得した。そうだよその通りだよ!!!)


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