マガジンのカバー画像

【雑記】

38
思考を整理するためのマガジン
運営しているクリエイター

記事一覧

0509洗濯カゴの消失

車で1時間半ほどの距離の街まで仕事の用事があり、朝から出かける。国道を走り、山を越える。…

車窓から見えたのは裏側

ひょんなことから、子どもたちだけで電車に乗って祖母の住む街へ行ってみようということになっ…

雨のアジサイ

雨の朝。雨音で目が醒めるなんて、わたしに限ってそんなセンチメンタルなことは起きない。寝起…

書くことの意味

ここのところ、短歌だエッセイだと書いているけれど、まあ難しい。本当に難しい。 わたしは書…

たまごをスッと差し出せる母親でありたい

お裾分けに、ともらった大根が気付けば3本。食い意地が張っているものだから、断るということ…

髪を切った話

髪を切った。ここ2年ほどずっと伸ばしていて、40年ほど生きてきた中で最長記録をマークしたの…

11

ペットボトル選びすら手堅い君

ホウセンカの花が咲いた。次男が学校で育てていた鉢を持ち帰ってきていたのだ。茎に寄り添うように、葉の根元に真っ白な花びらが幾重にも重なっている。知らなかった。そんなふうに咲くのか。「秋になると種子が弾け飛ぶ」だけだったホウセンカの情報が刷新された。 持ち帰った鉢に、次男は空のペットボトルをジョウロ代わりにしてせっせと毎日水を与えている。ペットボトルは使い込まれ、いつの間にかべっこりと凹んでいた。「別のペットボトルに替えたい」と言うので、それはそうだろうと、資源ごみで集めている

いないことにされたくない

「十分がんばってるよ」と夫から言われて、そうか、と思った。 国保だ住民税だなんだって去年…

20年越しに悪態をつく

車ごと滝に打たれているような雨の中、ハンドルを握りしめて信号待ちをしていると、通りの向か…

金太郎飴的日々を見つめて

生活というのは、おしなべて淡々と過ぎていくものだ。ドラマのように、3人の元夫から好意を寄…

意味はない

5月の模範解答みたいな空と緑の色、風の匂い。桜の季節には車でいっぱいになるスペースはがら…

心に海がない

「オーシャンビュー」と呼ぶにはいささかラグジュアリー感に欠けていたものの、穏やかな入り江…

飼い慣らす不機嫌

普段は、たいてい、おおむね、機嫌よく楽しく毎日を過ごしているが、3ヶ月に一度ほど、どうに…

スーパーが好きだ(2)

あんなに幅広く老若男女が集う場所、スーパーの他にないんじゃないだろうか。生後数ヶ月の赤ん坊から、文字通り杖をついたお年寄りまで、世代を問わず人間がやってくる。しかも、みんな(おそらくは)一心に食べ物のことを考えているわけで。……よくよく考えれば結構な異空間だ。 ◆ そんなスーパーでじんわりと異彩を放つ存在。それは休日のおじさんたちである。 「奥様に連れられやってきたものの特に用事があるわけでもなく、所在なさげにたたずむおじさん」の姿を数多く観測できるのが休日のスーパーだ