ハイランド・ヴィンヤード・コーリィ・クローン2018
先日ご紹介した米オレゴン州のワイナリー、ケリー・フォックス・ワインズ。今日は、異なる畑の異なるピノ・ノワールから造られたハイランド・ヴィンヤード・コーリィ・クローン2018をご紹介します。
このワインの名前にもあるハイランド・ヴィンヤードは、オレゴンの中で最も古い畑のうちの一つです。その中のレッド・ジョリーと呼ばれる火山性土壌に植えられたコーリィ・クローンと呼ばれるぶどうから造られています。
ぶどうは突然変異が多く、特にピノ・ノワールは不安定な品種。優れたぶどうは選別され、挿し木で増やされていき、特に優れたクローンは番号がついています。
このワインに使われているコーリィ・クローンは、オレゴンワインの歴史的人物チャールズ・コーリィによって、フランスからもたらされたそうです。ケリーの畑のぶどうは1988年に植えられており、フィロキセラの被害を受けていないため、自根のものです。ケリー曰く、このぶどうから造られたワインは「他に類を見ない、上質な特徴」を持っています。
少し紫がかった艶のある明るいルビー色。クランベリーやチェリー、ばらやすみれなどが美しく香り、ほこりやきのこ、土っぽさを感じます。ほのかにスパイシーなニュアンスも。
口に含むと伸びやかで厚みのある酸味が広がり、塩や鉄など豊かなミネラルが長く続きます。きめ細かいタンニンは滑らかで、上品な印象のワインです。
このハイランド・ヴィンヤード・コーリィ・クローンは2019年が最後のヴィンテージなのだとか。ケリーのピノ・ノワール、それぞれに魅力的な個性を持ってるので、飲み比べるのも楽しそうです。ぜひこちらもお試しください。
【品名】ハイランド・ヴィンヤード・コーリィ・クローン2018(Hyland Vineyard Coury Clone2018)
【造り手】ケリー・フォックス・ワインズ(Kelley Fox Wines)
【国】アメリカ/オレゴン
【品種】ピノ・ノワール
【タイプ】赤/スティル
【商品番号】589
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