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RMとNM|シャンパンについて

先日は、シャンパンのお話をしました。
では、いわばえにはどんなシャンパンが置いてあるのでしょうか?

華昇さんの選んだシャンパンは、全てRM(レコルタン・マニュピュラン)です。よく知られているモエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ、ポメリーなどは、NM(ネゴシアン・マニピュラン)です。
ではこれらはどう違うのか?

ネゴシアン・マニピュランは、買ったぶどうでシャンパンを造る。
レコルタン・マニュピュランは、自家栽培のぶどうでシャンパンを造る。

昨日お話ししたように、シャンパンの造り方はとても手のかかるものです。またブレンドして造ることも多いため、たくさんのヴィンテージを保存しておく必要があり、これも経費がかかることです。
ぶどうを栽培することと、醸造することを分業すれば、製造コストを下げることができますし、安定した味を提供することができます。

そうしてずっとシャンパンは多くの人に愛されてきたわけですが、近年自分たちでぶどうを栽培し、醸造するレコルタン・マニュピュランが注目されてきました。 
美味しいなと思ったシャンパンを揃えたら、たまたまRMだったのよと、華昇さん。自分たちで造るがゆえに、その土地のことを深く理解し、ぶどうの特性を活かすことができるのでしょう。

来週はおすすめシャンパンをご紹介します。

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