ロッソ・ディ・モンテプルチャーノ 2019
今日はイタリア、トスカーナから、ロッソ・ディ・モンテプルチャーノ 2019をご紹介します。
造り手はサングイネート。フォルソーニ姉妹によって営まれているワイナリーです。1958年に父であるフェデリーコ・フォルソーニが購入した畑は、フェデリーコの死後、末娘のドーラに引き継がれます。
父と造っていたときには少量であったワインも徐々に生産量を増え、1997年には自社瓶詰めをスタート。その情熱を共にする姉パトリーツィアが経営を担当し、今サングイネートのワインは、イタリア国内だけでなくいろんな国で楽しまれています。
ややオレンジがかった艶のあるルビー色。ぶどうは、サンジョベーゼ主体。モンテプルチャーノではプルニョーロ・ジェンティーレと呼ばれるそうです。
すみれやばらの花の香り。完熟したラズベリー、ブラックチェリー、カシスやプラムなどの果実が甘く香ります。口に含むと感じるのは、滑らかな酸味と鉄や塩などの豊かなミネラル。タンニンは控えめで、微かな苦味があります。ミントや鉛筆の芯のニュアンスも。
エキス感があり、しっかりとした芯を感じますが、強すぎずバランスの良いワインです。サングイネートがおすすめするワインの温度は18℃。セラーから早めに出して、優しく柔らかい飲み心地をお楽しみください。
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