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チンクエ2017

今日は伊トスカーナのキャンティ・クラシコ地区の南にあるレ・ボンチエのワインをご紹介します。チンクエ2017です。

造り手は、ジョヴァンナ・モルガンティ。「わら一本の革命」などで知られる自然農法の創始者、福岡正信に強い感銘を受け、「不耕起・無肥料・無除草」を実践。マメ科の植物を緑肥として利用し、ぶどうの木を1本ずつ独立させて低く仕立てるアルベッロで栽培。水はけの良い畑に、高密度で植えることで収量を抑えているため、凝縮感のあるぶどうができるのだとか。

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艶のある深いルビー色。すみれのような花の香りと、クランベリーやグミなど赤い果実の香り。鉛筆の芯、タバコや、ヨード。スパイスとチョコレートに、ミルキーなニュアンスも。豊かな酸味が柔らかく広がり、程よいタンニンが感じられます。口当たりが滑らかで飲み心地のよいワインです。

「チンクエ」はイタリア語で「5」ですが、これは10点満点で5点という意味。イタリアでは6からが合格になるらしく、ギリギリで落第してしまったということだそうです。とは言え、トップ・キュヴェとセカンドとは畑が違うことも多い中、こちらはトップキュヴェの「レ・トラーメ」と同じぶどうから造られており、とても合格できなかったワインだとは思えません。冗談まじりとは言え、自信がなければ付けられないネーミングなのではないでしょうか。

信念を持って実直にワイン造りに取り組んでいるレ・ボンチエ。丁寧な造りのサンジョベーゼをお楽しみください。

【品名】チンクエ2017(Cinque2017)
【造り手】レ・ボンチエ(Le Boncie)
【国】イタリア/トスカーナ
【品種】サンジョヴェーゼ主体
【タイプ】赤/ スティル
【商品番号】291
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