クイントエレメント2020
今日はイタリア、トスカーナのモンタルチーノに在るライエッタから、クイントエレメント2019をご紹介します。
造り手はフランチェスコ・ムリナーリ。この地でぶどうやオリーブを栽培していたムリナーリ家。フランチェスコで4代目となりますが、ワインを造り始めたのは彼の代からで、2001年彼が18歳のときのこと。ムリナーリ家が持っている数列の畑がブルネッロ・ディ・モンタルチーノ用のぶどうを栽培することが可能だと気づいたことが彼の背中を押し、ワイン造りを自分の仕事だと考え、栽培学、醸造学を学びます。
クイントエレメントは第5元素の意味で、品種のことを指しています。サンジョベーゼ、カナイオーロ、コロリーノ、マルヴァージア。そして、2%だけ加えている5番目の品種は秘密にしているのだとか。
艶のあるダークチェリーレッド。すみれの花、木苺や苺など赤いベリーの香り。リコリスやバニラ、紅茶のニュアンス。酸味とタンニンのバランスがよく、さらりとした飲み口です。豊かな果実味が長く続き、華やかな印象があります。
心からの情熱があれば、小さなセラーと小さなトラクターや道具でも偉大な仕事ができますと話すフランチェスコ。このクイントエレメントはI.G.T.トスカーナ・ロッソの位置付けですが、白ぶどうをブレンドしたりとユニークな造り方が楽しいワインです。ぜひお試しください。
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