リヤン・ヌ・ブージュ2021
今日、ご紹介するのはヴィニョブル・デュ・レヴール(夢見る人のぶどう畑)の造る個性豊かな赤ワイン、リヤン・ヌ・ブージュ2021です。
造り手はマチュー・ダイス。あのマルセル・ダイスを継承した造り手です。このドメーヌは、ベンヴィール村にある母方の叔父の畑を引き継いだもの。1999年からビオロジック栽培を行っていましたが、マチューは2012年ビオディナミに転換。マルセル・ダイス同様に低収量などの厳しい制限をかけて、新しいスタイルのワイン造りに臨みます。
こちらで使っているぶどうは全て白ぶどう。ピノ・グリ、ピノ・ブラン、そしてリースリングです。その果汁に、先日ご紹介したマルセル・ダイスのアルザスルージュの搾りかすを加え、2週間漬け込みます。いわば、オレンジワインのような赤ワインです。
ややオレンジがかったルビー色。赤いバラの華やかな香りと、ブラッドオレンジや、苺、木苺など赤い果実の熟した香り。
ミントや、八角やクローブなどのスパイスのニュアンスも。
口に含むと、いきいきとしたとした酸味と豊かなミネラル、旨みを感じます。タンニンは控えめで、ほのかな苦味が味わいのアクセントになっています。
いろんなお食事に合わせることのできるフードフレンドリーなワイン。ゆっくり楽しむことができるので、数日に分けて飲むのもおすすめです。
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