ナット・クール ダン2020
今日は、ニーポートのワインプロジェクト、ナット・クールのもう一つの赤ワイン、ナット・クール ダン2020をご紹介します。
ニーポートは、歴史あるポートワインメーカーで、創業は1842年。家族経営で、現在の当主ディルク・ニーポートは5代目にあたります。世界のワインを研究したディルクは、酒精強化ワインであるポートだけではなく、スティルワイン造りに挑戦します。
こちらのワインは、ダン地方の6種のぶどう品種から造られました。ポルトガルで最も高い山脈であるセラ・ダ・エストレラ山の斜面にあるぶどう畑で、異なる品種ごとの完熟を待ちながら手摘みで収穫。それぞれのぶどうの味わいを表現するために、軽めに抽出しています。
明るく艶のある鮮やかなダークチェリーレッド。アメリカンチェリーやベリーなど赤い果実の香り。砂糖菓子、レーズンやリコリス、胡椒のニュアンスも。豊かな酸味とミネラルがあり、程よいタンニンが感じられます。
賑やかなワインのラベルは、2021年のナット・クールクリエイティブコンテストの優勝者マリア・テイセイラによるもの。
既存のラベルを活かして描くことを条件とするコンテストでしたが、軽やかで楽しいこのワインの世界を見事に表現したイラストレーションになっています。ダン地方ならではのぶどうの果実味が楽しめるチャーミングなワイン。こちらもぜひお試しください。
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