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ラ・グリフ2019

今日はシャトーヌフ・デュ・パプの造り手であるドメーヌ・ド・ヴィルヌーヴのラ・グリフ2019をご紹介します。前回入った2017年はご紹介する前に売り切れてしまったのですが、それからなかなか入荷しなかったワインです。

現当主であるスタニスラス・ワリュットは、1995年から父親が設立したワイナリーで働き、2005年完全に引き継ぎました。スタニスラスは、古樹の多く植わったこの畑で、100年を超えるぶどうの木がビオディナミの調合剤によって息を吹き返すのを目の当たりにします。そして、確信を持ってビオディナミ農法を取り入れ、認証を取得します。

ビオディナミを広めた第一人者とも言えるフランソワ・ブーシェの指導を受け、ビオディナミ農法だけのワイン生産者団体「ルネッサンス・デ・アペラシオン」に加入しているスタニスラスですが、「ビオディナミ農法に共通した答えなど存在しない」と話します。気候も環境も土地ごとに違うのだから、答えは一つではないということなのでしょう。自然を尊重し、その畑にあった方法を常に模索し、丁寧で実直なワイン造りを行なっています。

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輝きのある明るいルビー色。熟した苺や木苺、いちじくの香り。きのこや鉛筆の芯、ほのかにバニラの香りも。スパイシーなニュアンスもあります。
バランスのよい酸味と細やかなタンニンに、塩っぽいミネラルがたっぷりと感じられます。
瓶が重くラベルのデザインも雄々しい感じですが、ワイン自体はフェミニンな印象。しっかりとした骨格を持ちながらも、柔らかくエレガントなワインです。

スタニスラスは自分の発言によって飲み手のイマジネーションを狭めたくないと話していました。それぞれの感性で楽しむことのできるワインです。ぜひお試しください。

【品名】ラ・グリフ2019(La Griffe2019)
【造り手】ドメーヌ・ド・ヴィルヌーヴ (Dom de Villeneuve)
【国】フランス/ コート・デュ・ローヌ
【品種】グルナッシュ60%、ムールヴェドル20%、シラー20%
【タイプ】赤/ スティル
【商品番号】439
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