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いわばえワインリスト

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ワインショップいわばえにあるワインリストです。その他、食品や雑貨等のご紹介も。
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2020年9月の記事一覧

マシエリ2019

今日は優しい飲み心地の白ワイン、ラ・ビアンカーラのマシエリ2019をご紹介します。 ラ・ビアンカーラは、イタリア、ヴェネト州にあるワイナリー。アンジョリーノ・マウレが12年間ピザ職人を経たのち、奥さんとともに6ヘクタールの畑から始めたそうです。現在は4人の息子が加わり家族で営まれています。 アンジョリーノの栽培、醸造に対する情熱はよく知られるところですが、それは「自然なワイン」であることを目指しているように見えます。その時その時の土壌の状態を見極め、健康なぶどうが育つため

サッサイア2019

ラ・ビアンカーラの造るサッサイア、2019年を並べています。 ラ・ビアンカーラは、アンジョリーノ・マウレが12年間ピザ職人を経たのち、奥さんとともに6ヘクタールの畑から始めたワイナリー。現在は4人の息子が加わり、家族で営まれています。 アンジョリーノ・マウレの栽培、醸造に対する情熱はよく知られるところですが、それは「自然なワイン」であることを目指しているように見えます。その時その時の土壌の状態を見極め、健康なぶどうが育つための最適なバランスに調節し、余計なものは足さない。

テール・デーグル2019

今日は南仏コート・デュ・ローヌから、マルセル・リショーのテール・デーグル2019をご紹介します。 マルセル・リショーは、南仏コート・デュ・ローヌに在るドメーヌ。1974年に創設され、ケランヌ地区においていち早くドメーヌとなった造り手です。1990年代初頭にはすでに評価が高かったマルセル・リショーですが、1995年ごろから今までの造り方を見直し、2001年には除草剤を完全に停止。亜硫酸添加についても無添加、もしくはごく少量に留めているのだそうです。 ボトルの後ろには「土壌の

マリナ・ムツヴァネ2018

ジョージアの造り手イアゴ・ビタリシュヴィリのマリナ・ムツヴァネ、2018年が入荷しています。 ジョージアは、以前のグルジア。平成27年4月に名前の呼び名が変更になりました。旧ソビエト連邦に属していた国で、トルコに隣接し、黒海に面しています。ワイン造りの歴史はフランスやイタリアよりも古く、8000年前からという説もあり、ワイン発祥の地と呼ばれることも。 ジョージアのワインと言えば、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されたクヴェヴリ製法。「クヴェヴリ」とは素焼きの卵形の甕

キュヴェ・レブレスカード2017

今日は、マルセル・リショーのトップ・キュヴェ、レブレスカード2017をご紹介します。 マルセル・リショーは、南仏コート・デュ・ローヌに在るドメーヌ。1974年に創設され、ケランヌ地区においていち早くドメーヌとなった造り手です。1990年代初頭にはすでに評価が高かったマルセル・リショーですが、1995年ごろから今までの造り方を見直し、2001年には除草剤を完全に停止。亜硫酸添加についても無添加、もしくはごく少量に留めているのだそうです。 ボトルの後ろには「土壌の生命を尊重し

ガイオ・ガイオ2018

以前白ワインをご紹介した伊シチリアのラ・カラブレッタ。今日は果実味たっぷりの赤ワインをご紹介します。 ラ・カラブレッタはシチリアの地で4世代続くワイナリーです。数百年前からのこの地域に根ざすワイン造りの伝統を守っています。 古代から活動しているエトナ火山の麓に位置し、畑は600mから1000mの標高にあります。溶岩由来の火山性の土壌はミネラルを多く含み、日中の熱を夜まで保ちます。また日照量が多く、昼夜の気温差が大きいため、凝縮感のあるぶどうを収穫することができます。 ぶど

ロッソ・ラシーヌ2016

イタリア、ピエモンテ州の優れた造り手、トリンケーロ。ブルーラベルと呼ばれて愛されてきたロッソ・ラシーヌが久々に入荷しています。 2001年から始まったロッソ・ラシーヌは、造り手エツィオ・トリンケーロとインポーターであるラシーヌが、「リーズナブルな価格で、かつ妥協せずに造られたワインを、できるだけ多くの人に知ってもらいたい」という気持ちから生まれたワイン。 しかし、その畑のぶどうはバッタの媒介する病によって、2014年に全て引き抜かれてしまいます。消毒後休ませた畑に新しいぶど

オマージュ・ア・ロベール2019

今日は、ル・レザン・エ・ランジュのオマージュ・ア・ロベール2019をご紹介します。 ル・レザン・エ・ランジュは、1983年仏ローヌ北部、アルデッシュの静かな渓谷の山間に作られたドメーヌです。造り手は、父ジル・アゾーニと2016年から加わった息子アントン。アントン加入後は、ネゴシアンに形態を変え、地元の信頼できるぶどう農家と契約をしています。 「ワインにぶどう以外のものは入れない」をモットーとし、全て亜硫酸無添加。「ぶどうが全てであり、造り手はぶどうに従うものであって決して加

ヴィーノ・ダ・セーテ

今日はモンテ・ダッローラのスパークリングワイン、ヴィーノ・ダ・セーテをご紹介します。 モンテ・ダッローラは、伊ヴェネト州ヴァルポリチェッラの中心部に位置するワイナリー。ヴェントリーニ夫妻が約20年も耕作放棄されていた畑を購入し、1995年にスタートしました。 「家族」「歴史」「情熱」とサイトに掲げるモンテ・ダッローラは、化学肥料、除草剤、農薬を使用せず、自然の力とタイミングに耳を傾け、ワイン造りを行っています。 元気の良い泡とともに、グレープフルーツや、パイナップル、洋梨

ガメイ2017

今日はエルヴェ・ヴィルマードのガメイ2017をご紹介します。 エルヴェ・ヴィルマードは、フランス、ロワール地方のシュベルニーにあるドメーヌ。「カテゴライズ(AOC)には興味がない。自分の造りたいワインを造るだけだ。関心があるのは、クリーンなぶどうからワインを造る、それ以外は何もない」と話すエルヴェ・ヴィルマード。そのナチュラルなワイン造りは高く評価されています。 こちらのガメイは、地元のぶどう農家からの買いぶどう。醸造は自社畑と同じように、自然酵母を使用。醸造中に亜硫酸は

ソーヴィニョン2019

先日ピュズラのソーヴィニヨン・ブランをご紹介しましたが、こちらはエルヴェ・ヴィルマードのソーヴィニヨン・ブラン。ソーヴィニョン2019です。 ヴィルマードが自然派ワインへと方向を変えたきっかけがピュズラのワインだと言われています。彼もまたクリーンなぶどうを造ることに力を注ぎ、自分の信じるワインを造り続けています。 緑がかった澄んだ明るいイエロー。微かに発泡しています。 白い花や白檀の香りに、洋梨の甘い香りが重なります。豊かな酸味がゆっくりと広がり、塩っぽいミネラルを感じま

サ・セボン!2019

久しぶりにローラン・ルブレのサ・セボン!を入荷しました。 ローラン・ルブレが、27年間経営していた木材の卸会社をやめ、ワイン造りを始めたのは、2010年。忙しい毎日から、自然を感じながら家族や自分を大切に生きようとしてのことでした。 自然派ワインを造る旧友が周りに多くいたことも影響して、彼はごく自然にビオロジック農業を取り入れて行きます。 人気の高かったこのワイン、いわばえに以前あったヴィンテージは2016でしたが、それとはずいぶん違う印象です。凝縮感があり、果実の甘みを

ガメイ・サントワ2019

オ・ネ・スル・サーブルやサ・セボン!で知られるローラン・ルブレ。先日、新しいヴィンテージをご紹介しましたが、一緒に娘さんのバーバラ・ルブレのデビュー作を入荷しました。 その名もガメイ・サントワ。意味は「ガメイなしでは(生きられない?)」 うなずく方も多いのではないでしょうか。 濃いダークチェリーのようなルビー色。もちろんガメイ 100%です。 すみれやばらの香り。チェリー、熟れたプラム、レーズン。いきいきとした酸味と程よいタンニン。アルコール度数が13.8%あり重みも感じ

ヴィーニャ・ヴェルデ 2018

今日は、イタリアの爪先の先にあるシチリア島最西端のマルサラに在るマルコ・デ・バルトリの白ワインをご紹介します。ヴィーニャ・ヴェルデ 2018です。 マルサラという言葉からお分かりだと思いますが、この地方はイタリアの酒精強化ワインが造られる場所。 マルサラは、18世紀の大航海時代、あるイギリス人貿易商が偶然口にしたワインが、当時流行していたポートワインやマデラワインに似ていたため、持ち帰ったのが始まりだとか。長い航海中、腐らないようアルコールを加えて酒精強化したのだそうです。