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夢のような日々

「岩井俊二好きな人が、半沢直樹にハマるわけないじゃん」

半沢直樹は毎週欠かさず見ているし、面白いとおもうけれど、ハマってはいない。歌舞伎見てるみたいだな、目で演技するのみんなすごいな、とおもっている。

「一生岩井俊二観てろ!」

『マッドマックス怒りのデスロード』が地上波初放送ということで観た。しかしわたしはとてつもない怖がりで、『ストレンジャーシングス』も2の最初で怖くて観るのをやめたくらいなので、いくら地上波でR15、グロいシーンはカットされてるとはいえ、序盤から号泣した。感動ではない。白塗りの、人たち、怖い。人が、縛り付けられてるの、痛い。「いつか面白さがわかるようになればいいね」と優しく女の子が言ってくれる。しかし「あー!」「いやだー!」「痛いー!!」と叫びながら、最後まで涙と共に観た。これでは怒りではなく涙のデスロードではないか。「そんなんじゃ、世の中の面白いもの何も観れないよ!」と言われた。それでいい。世の中の、面白いと言われるものは、わたしが観なくても誰かが観る。一生岩井俊二観ていたいような夢心地のなかで生きていたい。ということで大好きな『リップヴァンウィンクルの花嫁』の中で、黒木華さんが歌われている「ぼくたちの失敗」。世代的に、ドラマは知らないので、この映画で、この曲の魅力に取り憑かれた。わたしは好きな映画を好きなシーンだけひたすら観る、辛いときや心の豊かさに気がつきたいときに必ず観る。そのシーンのうちの一つだ。ピアノが、野田洋次郎さんというところも素敵だ。(ほんとうにこのシーンしか出てこない)そのピアノを、好きな方が弾いてくださって、それはうんと前のことなのだけれど、つい、今日、なんだか歌いたくなったのだ。歌は下手だ。自覚している。音符というものがまるでない。音符を意識して歌え、と、よくカラオケに行ってたときに言われた。下手だけど、歌うのは、嫌いじゃない。いちばん嫌なパターンだね。しかし、以前、ナレーションをしたときに「声が、誠実で、切実。」と言われた。ナレーションにしてはきっとか細い声だったろう。

「ぼくたちの失敗」を歌った動画を、noteに貼り付けたかったのですが、うまくできず、YouTubeにアップロードしました。

この日記を書いてから、わたしの日々はみるみる変わっていって、生活というものも、生きるというものも、すごく変わった。今は自分の部屋の、自分のベッドで、これを書いていて、音楽、をテレビで聴きながら、書いている。なんとなくじゃ生きれないの。この世界では。一駅一駅が、一つ一つ永遠のように長くかんじて、つらくなる。

焦がれる日々に、この日々は、なるのだろうか。行ったり来たりの日々。心もいっしょに行ったり来たりして。幸せ、わたしの幸せ、あなたの幸せ、君の幸せ、幸せ、みつめて、幸せ、かんじて、幸せ、くるしくて、幸せ、あいしてる





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