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ちょっと待ってよ、4月と5月 むりやり日記


日記をさぼっていました


4月23日 (火曜日)
横浜黄金町の若葉町ウォーフへ。佐藤信さんとお会いしてお話させていただく。面白いお話がたくさん聞けた。なんて幸せものなんだ、私は。そのあとにウォーフで開催されているお話会(火曜日の井戸端会議)にも参加。そこでやはり井戸端会議に立ち寄ったという渡辺梓さんと会った。嬉しくてぎゃーと叫び声を上げてしまう。

4月27日(土曜日)
またまた若葉町ウォーフ。「スヌーヌーの不思議な旅」第2回開催。昼の旅は「オイディプス王」、夜の旅は「小町風伝」。課題図書、我ながらベストなチョイスだったと思う。って、他の本でももちろんよかった。ただ、本を選ぶという行為に相当時間かかったので、このチョイスがベストであったと思っているのだ。時間、その自信。みんなが来てくれる、本を一緒に読んでくれる。これ、本当に嬉しいわけです。6時間休みなしで集中していたのか、終わった瞬間泣きそうになった。手伝ってもらった加藤じゅんこさんと踊り子ありちゃんと三人でイセザキモールの居酒屋で飲んで帰る。ものすごい賑やかな店だった。

参加者の赤羽さんが作ってくれた相関図

4月28日(日曜日)
整骨院。いろいろ言われるのは慣れているが「いよいよ最終段階っていう背中(のコリ)ですね」と言われ、さすがにそれは盛ってるだろ!と注意したくなった。その後、渋谷へ。相談を受ける。演劇のこと、舞台を作ることの困難さについて。お金のことなど。でも、きっとなんとかなるよ、と思う。大丈夫ですよ。劇場のことや、稽古のことなど、いろいろ聞かれたので、私なりの答えを提示したが、役に立てたらいいなあ。役に立ちたい。聞かれたら答えたい、全力で。

4月29日(月曜日)
下北沢へ。本多劇場。M&Oplaysプロデュース「帰れない男」 を見た。倉持裕さんの戯曲のロジックも、言葉の艶も好きだ。笑ってしまうその瞬間の弛緩が好きだ。存分に楽しんだ。俳優さんみなさん素晴らしかった。山崎一さんと新名基裕さんのスピンオフを想像しながら帰宅。

4月30日(火曜日)
夫と近所を散歩する、と言っても結構な坂道で相当ハイキング気分だった。途中ホン・サンスの映画に出てくるような路地を抜け、ジブリ作品に出てくる道のような、赤毛のアンに出てくるものすごい森ような場所も歩く。まあ、あくまで近所なんだけど。耳鼻科の前で立ち止まり「なんかよさそうな耳鼻科だね」とあまりにたわいもない話をしている夫婦に声をかけてきたのは共通の友人である岩崎正寛くんだった。演劇集団円の俳優、ザキさんである。ギョエーと三人で大興奮し、そのままビールを飲みに行ってしまった。楽しかったなあ、ザキさん。なんという幸福な休日なのだ。

長い長い坂道を登りたどり着いた楽園

5月4日(土曜日)
街の商店街の小さなブティックに入る。シニア向きのオシャレ着が売っている店だ。これ母にいいかなあと思ったブラウス、値札を見たら50000円だった。そっと値札を裏返し、目を閉じる。どうしてだ。どうしたらそんな値がつくのか、興味がある。面白いなと思うのだ、街のブティックよ。

5 月5日(日曜日)
執筆。デニーズに行き「ナタデココ」を食べる。中学生の頃、田端駅の近くにあったデニーズでよく食べていた。もう、こんな美味しいものあるのかねって思った、これは懐かしい味。散歩。川を渡る。橋の上が怖い。高いし揺れるし、川をのぞけば、吸い込まれそうだ。「素晴らしき哉、人生!」を思い出す。見習い天使がいいよね。

これが最高の

5月6日(月曜日)
街はゴールデンだが、私は執筆。近所のスーパーのフードコート。ざわざわしていて、書くのにちょうどいい感じがする。絵本「ふりかけパンダ」を購入。何度も笑ってしまった。

5月9日(木曜日)
ナフル、19歳の誕生日。もちろん推定だが。19年前、小さな小さなハチワレ猫を保護してくださった方がいてくれて、ナフル今ここにいます。Oさん、ありがとうございます。執筆。いろいろな思い。考えては消して消して消して、また書く。その繰り返し。ニュースを見る。不安と魂の問題。

牛尾千聖さんのイラストがプリントされたTシャツを着ています。
よく見えないけど。

5 月11日(土曜日)
義姉に誘っていただきメトロポリタンオペラライブビューイング「ロミオとジュリエット」を二子玉川の映画館で鑑賞。いやあ、素晴らしかったです。存分に満喫しました。ニュースを見る。メモ。

5月12日(日曜日)
執筆だったと思うが、メモがないので定かではない。記憶もない。

5月18日(土曜日)
新宿。お店は私が選んだのだが、5人なのに6人と予約していた。そうかあ。そう、いつも一緒だったから、いいんだよねそれで。一緒に飲もうよ、なんて5人で話しながら、私たちは6人だと思う。

5月19日(日曜日)
散歩。咲き誇る薔薇を見る。気高い。バラ園は自分の戯曲にも出てくる。昨年は取材のために向ヶ丘遊園のバラ園に一人で行ったが、ほとんど枯れていた。まあ、それでもひとりでバラ園に行ったという事実が自分を勇気づけた。取材とはという問いに対して胸を張れた。こうやっていつも自分内で会話する。補填する。自分を守る術を、身につけてきたのだ。ここ最近、そのマインドAとマインドBの対話が成立し出してきている。これが、経験か。

薔薇の季節だ


5月20日(月曜日)
劇壇ガルバ「ミネムラさん」のワークショップに参加。書いた戯曲を皆さんに読んでいただく。俳優のみなさんの身体を通り、言葉は初めて誕生する。そう思った。反省点、改善点など、メモ。とてもとても楽しかった。演出の西本由香さんや、同じように作家で参加している細川洋平さん、俳優の上村聡くんといろいろ話して帰る。まだまだ頑張って書くぞ。書くぞ。こんな機会をくださったガルバさんに感謝。山崎一さんに心から感謝だ。がんばれ、カサギ。

5月24日(金曜日)
とても勉強になった。メモする。

5月25日(土曜日)
若葉町ウォーフへ。スヌーヌーの不思議な旅第3回。若葉町ウォーフは本当にいい場所だ。この日は手伝いに上村聡くんと鈴木謙一さんがきてくれた。二人のおかげでぎっくり腰にならずに済みました。ありがとございます。オイディプス王と小町風伝。この二つを深く読む。時間はあっという間だ。私は楽しい。本の一行一行に立ち止まることが。夢のような贅沢な時間だ。参加してくださっているみんなもなにかしら楽しんで読んでくれていたらいいなと思う。雑談の時間も楽しい。くだらない話になるとつい身を乗り出してしまう。

こちらがスヌーヌーです

5月25日(日曜日)
馬車道へ。街はベイスターズのユニホームでいっぱいだ。ベイスターズはスワローズの次に好きだ。コロナ禍になってから球場へは行っていない。その後住む街へ戻り、私史上もっとも落ち着く喫茶店。この店で以前ブローディガンを読んだなと思い出したり。それで思い出したのは、私にブローディガンを勧めてくれた高校時代の先輩だ。今は遠い街で大学教授をしている。元気かなあ。なんか、ずっとなにかを断続的に思い出していた。思い出だけで構築される日、そんな日もある。会えない人、きっと会える人、何度でも何度でも思い出す。そんな戯曲が書けたら。そういえば最近見た映画、ああわたしはこんな演劇が作れたいいのになと思うものがあった。シーンが止まっているようで動的だった。光が差し、しかしそれは可視化されない。ずっと読みたかった本を購入。

5月27日(月曜日)
昨日に引き続き馬車道へ。たくさんたくさんお話をする。ハッとさせられる言葉、ありがとうございますと思う。あぶない刑事のステッカーをもらったので手帳に貼った。最近眠りが非常に浅い。湿度のせいな気がしているが、こういうのはもう本当によくわからない。自分の身体のこと自分がいちばんよくわかってますからとか言いたい。私は全然自分の身体のことがわかっていないのだ。

5月28日(火曜日)
月に一度のスワッチミーティングの日。スワッチさんとは昨年末のあっぱれフェスタ優勝以来、月に一度ミーティングをしている。新曲や過去の楽曲について話し込む。スワッチさんの新曲の詩がとにかく素晴らしい。早く曲も聴きたいなあ。新しい詩も昔作った曲もどれも、傑作である。その他、近況報告など。お互いのことをいろいろ話す。色づく時間だ。言葉を並べ、語り、そしてこ心の奥にしまう。風を通し、また創作に向かう。ありがとう、スワッチさん。やりたいこと、やらなければならないことを書き出した。まずい、時間が足りない。










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