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エイプリルなんちゃらが嫌いって話。
本日は4月1日、世間ではエイプリルなんちゃらで大賑わいである。やれ「実は○○でした」やれ「結婚しました」だの……。
僕は滅茶苦茶に嫌いだ。なんかもう、やめればいいのに。
割と真面目な理由もあって、変に感情を揺さぶられるのが嫌いなんだ。
企業が企画しているような大掛かりで、かつジョークとして成り立っているものや、100%嘘だとわかるものならばまあ良いだろう、楽しめる。
絶妙にありそうなこと、たとえば先述したように、「結婚します」だのなんだのが嫌いなんだ、「おめでとう」を返せばかやろう。
100%嘘だとわかるっていうのは、「実はポケモンマスターでサトシと勝負したことがある」とか、「実は千と千尋の神隠しの湯屋で働いていた」とか、いくらでもあるだろう。
言われた方も100%嘘だとわかりながら、「サトシとはどんな対戦だったの?」や「やっぱり名前取られた?」などウィットに富んだ返しが可能になるし、その方が余計な感情を揺さぶられることなく、言った方も言われた方もくだらない感じに楽しめそうだろう。
お決まりの「はい、嘘でした~」なんてやられるとフライパンでぶん殴りたくなるね、フルスイング。
どんなジョークや、笑いにも言えることなのだが、「楽しいのはお前だけ」状態にならないようにすることだ。周りが本当に楽しんでいるかを常に気にしよう。
あと、ディスコミュニケーション、イジリ等、これはプロの芸人さんでも線引きが難しいのだから、ド素人の人間はやらないほうがいい。お前のはただの悪口だばかやろう状態の人を何人も見てきた。
そういう人たちこそ総じて「ノリの悪い奴、冗談のわからないやつだ」などと言ってくる。自分のことを振り返らないその姿勢には侮蔑を超えた感服すら覚えるね、こりゃあ。
さて、みんながハッピーになれる嘘はつけそうかい?
……難しそうならやめておこう。嘘なんかなくても充分楽しいじゃないか。
「エイプリルなんちゃらが嫌い」
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