見出し画像

あの選択をしたから

#あの選択をしたから
ここで書いてみることにする。

このタイトルで思いつくことはひとつしかない。
定時制高校に行くことを決めた時である。

私は体の全身が痛みに支配される「線維筋痛症」を患っていた。そのため、学業は疎かペンを握ることも困難で、進学というものはとうに諦めていた。
でも自分の中で「中卒」というものは嫌だなとなんとなく、心の中で思っていた。

そんな時アルバイトで行っていたコールセンターで「あやか」という同い年の女性と出会う。

コールセンターは混む時は水を飲めないほどコールが殺到する日もあるが暇な時はとても暇で近くにいる同僚と話す時間があった。
その時偶然に近くにいたのが「あやか」という女性だった。

彼女の話を聞くと私とは似ても似つかない、順風満帆に今まで生活をしており、何も問題もなく、中学高校大学と進学したようだった。

ある時コールセンターの仲間内で話している時、私が「私が学生時代の時は、、」と話した。
「あやか」は「えっ○○ちゃん、学生時代って大学とか言った人が使う言葉だよ笑」笑いながら私に言った。

その瞬間、恥ずかしさ、もどかしさ、「私は中卒私は中卒…」色んな感情が自分の中を巡った。
あやかはバカにした思いはなかったのかもしれない。でも私はバカにされた気持ちと、この時「絶対に高校は出てやる。絶対に」そんな確信が私の中にできた。「どんな形でもどんな方法でも絶対に。。」怒りにもにた、燃え上がる感情。
絶対にそれだけは達成してやる。私の中に燃え上がる火が生まれた。

その後、そんな思いが神様に通じたのか、偶然に定時制を特集をしている番組を見て、次の日には出身中学に連絡し、定時制高校に行くことになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?