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「できるかも!」の魔法

やりたいことがあっても、なかなか一歩踏み出せないことってけっこう多いですよね。

突然ですが、私は「恐怖症」です。「恐怖症」というと「高所恐怖症」が有名ですが、私は注射や病院が恐怖・・・。恐怖を感じすぎると、迷走神経反射という状況が起こり、失神(気を失う)をすることもたびたび。同じような症状が長年続いていました。

治したいなーと思いつつ、なかなかメンタルクリニックに通う勇気もなく・・・
そんな私が、昨年夏に約3か月間、思い切ってメンタルクリニックに通院してカウンセリング(認知行動療法)による治療をしました。

メンタルクリニックって「通院」を決断できるまでのハードルがけっこう高いですよね。しかも、私の場合は、
① 「認知行動療法」という治療を行うため、仕事を休んで、週1回(平日の午前中)、3か月間通院しないといけない
② 当然、上司や部下にも休む理由を話さないといけない

「3か月もの間、毎週休んだら職場で目立つし、変な風に思われそうだなー」と思ったり、
「恐怖症のことは何十年もほぼ誰にも話したことなくて、それを話すのも、かなりハードル高いなー」とか思ってました。

なので、今、考えると、「なんで通院の決断ができたんだろう・・・?」

せっかくなので振り返りをしてみました。

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一歩踏み出せた理由は、結論から言うと、
「このクリニックに通院すれば、治るかも!」と思えたから。

実は、通院したクリニックはいろいろ探して3つ目の場所。
メンタルクリニックって、「相性の良い先生・臨床心理士さん」と出会えることが大切ですよね。
1つ目、2つ目に行ったクリニックでは、「先生と相性が合わなさそうだなー」とか思って「治るかも!」と思えず、「やっぱり通院はやめよう!」と一歩踏み出せませんでした。

それが、3つ目のクリニックでは、初診で先生と臨床心理士さんと話をして、自分に合うなーと感じて、初めて「治るかも!」と思えました

「できるかも!」と思うと、人間の脳って不思議ですよね。最初に思っていた「ハードル」に対し、こんなことを考え始めました
① 「認知行動療法」という治療を行うため、仕事を休んで、週1回(平日の午前中)、3か月間通院しないといけない
⇒休むのは私の権利。有給休暇を使って休むんだから、何が悪いんだ!
② 当然、上司や部下にも休む理由を話さないといけない
⇒話すのは恥ずかしいけど、それよりも自分の身体の方が大事!

勝手に頭の中で「ハードルに対抗した思い」が出てきました。

気が付いたら先生に「通院します!!」とその場で宣言していました。
(逆に、先生からは「職場の了解はもらわなくて大丈夫?」と心配されたくらい(笑))

ここから学んだのは、

「できない」「無理」と思っていると、心も身体も拒否反応になり、動けないんだなと。

ウォルト・ディスニーの言葉
「If you can dream it, you can do it」 (夢見ることができれば、それは実現できる!)


「できる!」と思えば、その気持ちが自分を助けてくれて、ハードルも乗り越えられるんだなと思いました。

そして、まずは「できる!」ではなく「できるかも!」で良いんだなと。

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