「明日の日野も僕が楽しませてあげるよ」

『今夜世界からこの恋が消えても』

一度この映画を観て、タイトルに書いたセリフを言うシーンや花火大会のシーンなど本当にきれいで儚くて、キュンキュンしたのだが、
改めて本で読んでみると、
日常を忘れてしまいながらも恋に落ちていく瞬間よりも、
日常を覚えていられるようになって、彼との思い出を取り戻そうとする瞬間や透くんの家族がそれぞれ自分のことへ向き合っていく瞬間が心に残った。

けっこう最後の方にさらっと書かれていたけど、透くんのお姉さんに「自分の人生を疎かにしないで。」と言われて、それを実行できる日野さんはすごいなと思った。
私だったら、日常生活から逃げてしまいそう。
逃げずに向き合うって本当にすごい。
特別なことがあったらそれでもういっぱいになってしまいそうになるけど、
普段の生活を大切にコツコツ頑張って継続できる方がよっぽどすごい。

何かに向き合うのはこわいし、タイミングもよくわからないし、向き合わない方がとっても楽。
でも、きっといつかは向き合わないといけないなという焦りもありつつ、、
でも、それっていったい何なのか自分でもよくわからないような、、
不思議な気持ちだ、、(笑)

あと、映画よりもきれいごとじゃない気持ちもあるんだなってわかりやすかった気がする。(ちゃんと映画の内容覚えているわけじゃないけど、、)
昨日の自分に嫉妬するって傍から見る分にはかわいいけど、自分だったらうーんって感じ。
綺麗で儚くて、触ったら消えてしまいそうな恋の映画だなと思った気がする。
恋だけじゃなかった。

フィクションだけど、私は透くんにも日野さんにも泉ちゃんにも嫉妬してるなぁ。
こんな風に何かに向き合える人になりたい。
とえあえず、大学の勉強頑張ろう、、!


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