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長崎がモデルと聞いて諦めて見に行く

我ながらバカだなぁと思う。

監督のインタビュー を聞いて、多分微妙な映画だろうなぁと思ったのに。同日朝観に行った、ラスト・マイル の予告編で「長崎がモデル」のティザを見てしまい、 台風の雨が迫っているというのに(9月1日 日曜日)、無理をこいて見てきてしまった。我ながらバカだなぁと思う。

さけねこさん という一般の方のレビューでも 星2つ とされている通り、一般ウケはしない動画だったと思うし、実際そこまでワクワクドキドキするような映画でもなく(『ラスト・マイル』のように)、また実際見てみると、長崎を感じられる場面も、そんなには多いわけでもなかった。

ただ・・・。

規律に厳格なミッションスクールという設定と、日吉子先生という存在と、抑え気味のトーンと、相手の人の魅力を自分の感性でもって、見極め、発見し、表現していく女の子という設定、そして、最後のクライマックスシーンが純粋に心地よいという、そんな映画だった。
(川村元気がプロデュースをしている)

きっと日本のあちこちで、メディアに取り上げられるまでもなく、日々起きている心の交流を描いた物語には過ぎないと思う。それでも、こうやって映画としてアニメーション作品として、費用が下り、製作され、公開され、こうやって多くのお客さんが見にきてくださっていたということは、活動として意味のあるものであったには違いないのだと思った。

映画『きみの色』

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