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衣替えは合理的に、確実に 9月−5

 夏の衣類は、汗をためこんだまま放置しておくと黄ばみやしみの原因になります。湿気を含んだ衣類をクロゼットにかけっぱなしにしておくことで、ほかの衣類のダメージになることも。半そでの季節が終わったら、なるべく早めに衣類の点検をしましょう。

 衣類の大掛かりな入れ替えを必要とする衣替えは、手間がかかるだけでなく、密閉された場所に衣類を閉じ込めることで虫食いやしみを呼ぶことも。今の時代はなるべくオープンで通気性のよい場所に衣類を収納し、ハンガーの場所を移動させたり、引き出しの位置を変えるだけで衣替えが完了する収納を工夫するのも大事です。

 汗を含んだ汚れは通常のクリーニングでは落ちないので、家で洗うか「水洗い」を指定してのクリーニングを。黄ばみやしみはこの時期にしっかり抜いてもらいましょう。冬の衣類も、天気のいい日に陰干しをしてすぐ着れるように準備しておくことも忘れずに。

汗の汚れは水洗いで

 汗の汚れをつけたまま衣類をしまい込むと、翌年黄ばみやしみになってしまいます。直接肌に身につけた服で、一度でも袖を通したものは、必ず水洗いをしてからしまいます。ほかの汚れと違って、汗はクリーニングでは落とすことができません。クリーニングに出す場合は、必ず「汗ぬきクリーニングで」とお願いしましょう。

 服だけではなく、長いことしまい込まれていたバッグ類や靴も、虫干しをしてあげるとカビやシミを防げます。着物と同様、直射日光にあてないように注意して、4時間ほど陰干しをします。

 収納する時に、たんすの中に新聞紙を敷いておくと、湿気を吸い取り、防虫の効果もあるのだとか。靴やバッグの中には丸めて入れておくと、型くずれも防げます。衣替えの時期は、衣類のお手入れにも重要な季節。お気に入りの衣類、大切に長く着たいものですね。

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