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母の家を片付ける その5 布団を回収業者に頼もうとしてギャフン

前回大量のふとんの処分を納得してもらうところまで到達。

が、しかしだよ。

捨てると決めたからといって、捨てられるわけではない。
どうやって捨てるのか、それが問題だー。

働きながら実家片付けのハードル高っ!

母の家の片付け、ここまでハイスピードでできているのは、いま、私がヒマだから。デイタイムに仕事してたらさ、到底こんなことはできません。
できて週末。
つまり、折角の週末を実家との行き来に費やして体力と気力消耗ってことになるわけで、コロナ禍でフリーランスだからこそ、いま出来ているといっても過言でない。ほんと、実家の片付けをしている方々に敬意ですよ。

ということで、暇があれば
「恵まれてるよ、感謝してよー」と母の耳元でささやく私>笑。
ほんとだよ。ありがたく思ってよ。
…という心のささやきを抱えつつ。

本日は、大量に排出され続けているゴミをどうするのか、についての紆余曲折試行錯誤のお話です。

断捨離断捨離と言うけどね。
ゴミをどう捨てるのかってところまでは、本ではあまり教えてくれないんだよね。整理整頓してゴミをまとめるところまではできても、それ「回収してもらう」というところでタスクが完了するわけで。
そこ、実は一番ネックじゃないの? と思うわけですー。

「ゴミを回収してもらう」までがほんとの片付けのゴール

というわけで、押入れいっぱいの布団、物置から排出された塵芥ガラクタ、大量の廃棄服。

プラス、今回の片付けのメインの目的である、母の寝室の2階から1階への移動によりいらなくなる、父のベッドやパソコンデスク&椅子。ちょろちょろ出てくるプラスチック製の衣装ケースやボロボロの行李、茶箱などを。

どう捨てるんだ!!!!!!

という、エベレストの双璧。

家具類は分解して2階から降ろさなくてはならないし、仮に市の粗大ごみに依頼するにしても、ゴミ出しの日までは自宅に置いておかねばならず(2週間以上かかるのよね、依頼してから)、さらに回収日に84歳に運搬させるわけにはいかないので、実家に馳せ参じなくてはならない。

家具なら出しっぱなしでもいいけれど、布団はやっかい。一枚づつビニールに入れ、前日の夜か当日の朝早くに実家に行って10枚以上のふとんをガレージに移動させるという重労働が発生するわけです。

しかも雨が降ったら回収なし! と無情な事態になるので、天気予報とにらめっこ。

燃やすゴミ、燃やさないゴミ、古布、古紙。大量にあるものを84歳にまかせて、転ばれて骨折でもされたら泣くに泣けない。つまり、実家のゴミ出し日に合わせて、おれ、毎回馳せ参じなくてはならない(戸建てはこういう時ほんと、辛たん)。

これ、やってられませんよね。働いていたら。

到底やってられません。

下の写真みたいに、もうプラゴミ、金属ゴミ、ダンボール、衣類プラス粗大ごみがごたまぜに出てくるわけで、それぞれの回収日に合わせてゴミ出しに来るなんて、ほんま無理!

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というわけで、「廃品回収頼むからねー」と伝えていたわけです。そうだねえ、ネットで見ると、2トンぐらいで足りるだろうから、だいたい3万円から4万以内で済むと思うよー。いいよねー? ベッドとかも分解しておろしてくれるから、お金で解決できるところはしちゃえ! と。

がしかし。

実際に見積もりを出してみたら驚愕の事実が。

廃品回収の見積もりが倍になった!!

まず最初にHPでさんざん情報収集をして、2社にメールで見積り依頼。
実際に送ったのは以下の内容です。

・ふとん1間分 上下段に入っています
・シングルベッドとマットレス1台
・パソコンデスクと椅子
・テレビ台、割と小さめ
・大工道具など燃やさないゴミ 45Lで3袋ぐらい

・衣類やハンガーのゴミ 45Lで10袋ぐらい
・自転車2台
・プラズマテレビ42型1台

一応、太字が優先。それ以外の最後の3つは、これがあることにより費用が上がるのであれば自分で捨てるのでカットできる。両方の見積額を知りたいと伝えました。

A社 からは太字含めなければ4〜5万、含めて5〜6万円と回答
B社 からは太字のみで5万8千円〜 との回答

   自分で処分できるものはしてもらえばもっと安くなる、と。

結構行くなーと思いつつ、どう考えてもA社が安かったので、出張見積もり(無料)を依頼。
母には出てこなくていいから(コロナが怖いと、人を家に入れたがらない)と伝えて、指定時間に実家に出向きました。

さくさくと家を見て回って、対象物の写真を撮って、出た金額が

66、000円です

おや、そうかい。結構行くね。

しかも、回収は太字のみだという。それしか乗らないし、テレビの回収はもっと加算されるという。安くするなら布団全部諦めるとかですねーとか言われ、それ、なんの意味もないですから! 

話違う。

とはいえ、頼まなければ私の労力が半端なくなってしまうので、うーむと言いながら、ま、仕方ないかと日時を予約する。
じゃあ、当日現金で6万6千円用意しとけばいいのね。

いえ、これに消費税なので、72,600円です

え? 一気に7万超え?

ちょ、ちょっと待ってね。
メールでは5〜6万ってあったので、6万までと伝えてあるから、実際にお金を払う本人に一度確認をしますね。

そう言って母のところへ。
今回、片付けにかかる費用は本人に負担してもらうことに決めていました。物を沢山残すと、どれだけのお金がかかるのかをきちんと知ってほしかったから。ただ、年金生活でゆとりはないので、予算10万円で全部するからと伝えてあったのだった。

いや、片付け+廃品回収+寝室移動+模様替え+ふすまと障子の張替えで10万ってさー! 廃品回収とカーペット新調などの経費以外、ほぼオレの労力でまかってるんだよ!

破格だよ!!!

破格!!!

ありがたく思ってよねえ。。。。。と心の叫びを抱えつつ。


72600円だってぇー、と伝えたら、一瞬にして母の顔が曇る。

ずいぶんと高いのねえええ。

なぜかまけてもらったと錯覚して予約したものの。。。。

うん、高いねえ。
でも物を捨てるってそれだけかかるんだよねええ。
どうしようねえ。

うーん。


そこで、見積もりの人のところに戻り
「やっぱり6万までと聞いていたのに72600円と急に聞いてもなかなか気持ちが切り替わらないようなので、一度相談してから改めて日時予約します」と伝える。

それまで居丈高っぽかった男性の態度が一気に変わり、
「あ、えっと、66000円だったら大丈夫なんですか?」という

うーん、まあ。。。。。

いいです、じゃあ66000円になるよう特別に僕から頼みますので!

おお、そうなの? うんうん、じゃあお願いねえ。


そう言って母の元に戻り、まけさせた! とピースした私。
完全に錯覚させられておる。マヌケ。

というわけで、なんだかまけてもらったような変な気分になり予約をしたんですが。


うむー。


一晩ちょい考えて。
なんかおかしいよなー。
自分で何もせずに済むように全部お願いして、5〜6万と聞いたらそれもありかなーと思ったけど、太字のみってことは残りのものは自分でやらなくちゃならない。

それで7万超えは、なにか納得できない。
いろいろ相場は聞いているので、法外な価格とは思わなけいけど、やっぱり、予算10万円でやってあげるよと伝えていたのに、ゴミ捨てだけで7割以上使ってしまうのはつまらなすぎる。


ということで、結局翌朝にキャンセルしました。


ええい


ここは一肌脱いでやるぜ。

私がやりゃいいんだよ。
ゴミ出し!!!!!!!!


やればできる!!!


というわけで、廃品回収プロジェクト、振り出しに戻る。

再構築します。

いや、これほんと頭脳労働。そして交渉力。
片付け能力とはまったく別のものです。
下調べと見積もりと、現地見積もりと交渉と。これでほぼ2日ぐらいつぶしている気がする。まあ、お金で解決! って割り切ればこんなに悩まないのだろうけど。

やっぱり少ない年金で頑張ってる母のお金は、あまりムダにしたくない。

片付けのコツっていろいろ聞くけど、このあたりのこと教えてくれる人いなかった!!!!

ぐえーい。

続きはまた明日!!!!






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