大事なことは朝に決めよう１０月−２

　１日働いて、夜はからだだけでなく、頭や心も疲れています。この状態で考え事を始めると、物事を悪い方へ考えてしまいがちです。朝までの時間がたっぷりあると思えば、ぐるぐると思いがめぐって、眠れなくなることも。夫婦での話し合いなども、寝る前に始めると、最後には諍いになってしまうことも多いのではないでしょうか。
　また、寝る前にいろいろ頭に浮かぶままにメールを書いて、勢いで送信してしまうと、伝えなくてもよい言葉まで書いてしまい、事態が悪化してしまうということもよくあるように思います。

　考え事や話し合い、大事な手紙を書くといった作業は、よく眠ったあと、朝に行うのが賢明。一晩寝ておひさまが出たら考えようと割り切って、しっかり睡眠を取った頭で、朝考えたり、話したりするようにしたいものです。

「考え事はおひさまの下で」

「大事なことは夜決めない」

　そのためにも夜は早めに寝てからだと心を休め、ゆったりとした自分の時間を朝に確保する。つまり、時間を朝にスライドさせる「朝スラ」を習慣に。
　ただ、くれぐれも朝の時間を家事に費やしてしまうことのないように。起き抜けですぐ動き回るのをやめ、ゆっくりとお茶を入れて、その日の予定を立てたり、普段できないことを楽しむ時間にしてくださいね。

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