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雑菌の繁殖を抑える小さな工夫 6月−4

 温度と湿度が上がる季節は、キッチンで雑菌が繁殖しやすくなります。食中毒は家庭でも起きます。寒い時期の発生率は少ないですが、4月ごろから増え始め、7月から9月が最盛期となります。夏場は調理の準備や後片付けでの小さな工夫を習慣にすることで、食卓の安全を守りましょう。

食品の扱いについて再確認しましょう

 食中毒予防の基本は菌を
「つけない」
「増やさない」
「やっつける」こと。

 まずは菌を持ち込まないよう、買い物の仕方にも気をつけましょう。賞味期限をよく確かめ、生鮮食品は買い物の最後にして、肉や魚類の汁がほかの食品につかないよう、ビニール等に入れ、買い物用のクーラーバッグがあれば利用して、寄り道をせずに帰ります。
 菌の発生を抑えるため、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に設定し、冷気が行き渡るよう詰めすぎないよう注意します。

 夏場は冷凍食品の利用も安心ですが、解凍は室温でせずに冷蔵庫やレンジで行ってください。調理時のこまめな手洗いも忘れずに。

家族でシェアしながら健康に乗り切りましょう

 お惣菜の作りおきは何かと便利ですが、夏場は痛みやすくなるので、なるべく食べ切れる量をその都度作るのが理想です。家族の食事時間がずれて、温め直しを繰り返す間に菌が繁殖してしまうこともあるので、注意して。とはいえ、毎回あれこれ気を使いながらその都度調理を繰り返すのも、疲れてしまいますよね。

 新鮮な旬の食材があれば、簡単な調理でも十分おいしいもの。夏はシンプルなメニューが一番です。短時間で準備や後片付けが済むように周囲の人に手伝ってもらいながら、なるべく一緒に食卓を囲むようにしましょう。

 夏だからこそかかってしまう手間を、楽しみに変えていく発想の転換も、大切かもしれませんね。

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