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食費アプリをつけ出してみた

7月某日 今日は夏日

「きのう何食べた?」のドラマの中で、シロさんが「今月の食費が17.000円!予算より8.000円浮いた」」と大喜びするシーンがある。つまり男2人の食費は月25.000円という設定らしい。
最近では高1の息子に一日の食費1.000円で夕食を作らせたらレベル高くてびっくり! という話題や、月20.000円で夫婦の食費をやりとりしているという主婦もSNSを賑わせた。
食費は削れば削るほど話題になるってことらしい。

それでいくと、自分は食費というものを計算したことがないので、月にいくら使っているのかよくわかっていない。3人暮らしから2人になり、その後1人になってまた2人と家族のカタチがコロコロ変わり、ランチはほぼ外食で、夜も週の半分は飲み歩いていた生活の中では、食費も交際費もごたまぜで、スーパーで買う食材の値段を集計する意味があまりなかった。ほぼざっくり通帳の残高を把握していればよく、食費の目標など立てたことがなかったんだった。

でも、いまはコロナだ。完全自炊だ。これは食費の計算ぐらいしたほうがいいのではないのか。なんといってもこんだけの人たちが興味関心を持ち、限界突破を目指しているのだから、私にもできる気がしてきた。そこでスマホに食費計算のアプリを入れて、7月10日から使い始めた。

今日で13日目。大人2人家庭の現在の食費22,108円。日割り計算で一日1.700円だから、このままでいくと一ヶ月53.000円。どうなの、これってどうなの? ってか、シロさんの17.000円って、いったい何? 私の10日分じゃん。

アプリに記録するようになったら、金額が目に見えてわかるので、意味もなくふらりと買い物に出なくなった。上記はいつもよりかなり倹約してみての金額なのだった。レコーディングダイエットと同じで、記録すれば支出も減るのだと思うけど、リバウンドも怖い。おとといは安売りのスーパーで超絶倹約をして食材を買った帰りに、誘惑にかられて紀伊国屋に寄って散財してしもた。このままでいけば、31日目までにどこかで大爆発する自信がある。

そういえば、24歳で勤めていたデザイン事務所をクビになって無職でいた時、「タダ飯食うヤツ」と父に恫喝されたので、悔しいから実家の家事すべてやるぜと豪語したことがある。食費を預かって、3人分の食事を毎日作った。お金を預かったのだから、残したほうが喜ばれると倹約メニューに励んでいたら、一ヶ月もしないうちに母、マサコさんがブチ切れた。
「こんなしみったれたもの食べるために私は働いてるんじゃないのよ! 疲れて帰ってきてんだから、刺し身くらい出しなさいよ!」 
食べ物の恨み怖い。いや、まぢ怖かった。

以来、働いてお金を稼ぐことと倹約についてよく考える。塩梅は結構難しい。

果たしてうちの月の食費はいくらなのか。私は暴走しないで済むのか。とりあえず31日目にまた報告するよ(誰にだ)。

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