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母の家を片付ける 1日目 服を片付ける

2年前に父が亡くなり、一人暮らしになった母の家。ものが溢れかえって正直、ゴミ屋敷状態なんだけど、昔から片付けようとするとものすごく嫌がった。何をそんな頑なに嫌がるのかよくわからなかったけど、とにかく抵抗がすごいので放っておくしかなかった。

それがようやっと、「片付けてもいいかな」と言い出したのよ。
きっかけは、孫でもある私の息子が「2階を空けてくれたら、そこを自分の部屋にして、たまに遊びに行くんだけどな」と行ったこと。
一人暮らしで寂しい思いをしていた母のハートを、むんぎゅと掴んだ息子、えらい。

もともと、足腰がおぼつかなくなっているのに、2階に寝室がある。すっころんで骨を折られたら寝たきりになってしまうので、1階にある客間を寝室に改造して、1階ですべてまかなえるようにしようと前から言っていたのに、私には断固同意せず。孫に言われたら二つ返事ってどうなのよ。

ま、いいよ。
そうしてくれるなら。

加えて、生来の服好きと、帽子やコサージュ等を作るという壮大な仕事&趣味を持っていることによる大量の荷物で、130平米3LDKの8割ほどが母の物で埋まっていて、さらにそれらの物に強い執着を持っていてまったく捨てられない。。。。という状態が長く続いていることもあり。

いい機会だから、この勢いに乗って実家の片付け大計画に着手することにしました。あまりに壮大な計画なので、記録しておくことにした。目標、年内。せめて1月中旬まで。

ということで、第一弾は、服の整理です。

すごいよ。服の量が。
加えて、整理能力が皆無なので、家のあちこちに衣類のぼた山のようなものが生成されて、その下のほうにはすでに何があるのかわからん状態。。。。みたいな。よくこんな状態で服が探せるな、みたいな。
とってもおしゃれさんで、服に費やしたお金も半端ないし、クリーニングやお直しなどもこまめにお金をかけてやっててとってもえらいねーって思うんだけど、収納についてはまったくダメぽ。

とりあえずは、押入れ3間分! あるクロゼットを整理します。
ほかにもウォークインクロゼットだの着物たんすだのあって、遠い目。どんだけ溜め込んだ。ってかどんだけクロゼット作ったんか。
おれがんばる。

今後は1階の和室の押入れ1間分を新しい母のクロゼットとする予定なので、(まあ、足りないだろうから当面の服はそこへ入れ、季節外れのものは現クロゼットの一部のみを格納庫とする予定)、まずは1間分に仕切ったスペースに、これからの母のワードローブを厳選して、優先的に入れていく作業から開始しました。

つまりそれだけ、もうこの先着ないよねって服が大量に堆積している状態なわけです。

まずは、クロゼットの端から一着づつ取り出して見せて、着れる? 着たい? と聞く。

これまでは「どうかなー、着るのかなー、着れるのかなー」という服は自動的にクロゼットに戻されていたのですが、迷うそぶりが見えた服は、すぐその場で

・着てもらう!

この作業を繰り返して、

1,サイズが合い、着る頻度も高そうな服 =クロゼットに戻す

最終目標となる1間分のスペースにスカート、ジャケット、シャツとカテゴリーを分けて収納していく。まずはここから。(ちなみに、カテゴリー分けさえされずにぐちゃぐちゃに収納されていた。もうびっくりだよ)

2,着れるしこれから着るかもだけど、頻度は高くない服=1とは別の場所に収納する

たとえば喪服やパーティドレスっぽいものなど。これは1の場所には入れずに、隣にある別の扉の中に分けて収納していく。たぶん、向こう1年、2年手つかずになるだろうけど、とにかく1とは分けて見えなくしておくことが大事。

そして、

3,サイズ違いでもう着られないが、捨てるには惜しい服=蓋が閉まって見えなくなる衣装ケースに入れていく。

「どこかで売ってあげるね」とエクスキューズをつけて、決して「捨てないから安心して」というメッセージを送るのが大事。
〇〇さんにあげよう、もらってくれる人がいるかもしれない。。。。という妄想が盛大に膨らむようだけど、ひとつひとつその作業をしていると前に進めないので、個別対応ゼロでまとめて箱にしまって、箱ごと買取りをしてくれるところに頼む。(と見せかけて、結局最後は捨てるかも、という目論見もあるんだけど、寄付できるものもあるかもしれないので、ここは持ち主に尊厳を払って盛大には捨てないほうがよいと思う)

4,サイズも違うし、もう着ることもないだろう服=ゴミ袋にせっせと詰める

この作業を繰り返し。
大切なのは、1から3のプロセスをきちんと踏んであげることかな、と思う。このプロセスで納得できれば、古い服やもらった服などは、惜しげなくゴミ袋に自分で入れられる。
服好きな人は特に、買ったときの思い出や大切にしてきた経緯もあるので、無理して捨ててしまうとダメージも大きいように思う。
でもちゃんと納得できれば、ゴミ袋に入れる時に爽快感も味わえる。


まあ、出た出た。
最終的には1「着る服」が1間分のスペースに。残りの1間分のスペースの8割程度が2の「あまり着ないけど捨てない服」プラス、父の遺品で埋まりました。
3の「売る服」は衣装ケース3つ分に。

初日はこの作業で4時間ほど。
ヘトヘトになったけど、まだまだ服の整理は半分ほどの量しか終わっておらず。残りは別の日に持ち越しへ。

そんでもこんな状況がさ

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ここまで行き着いたのはえらい、と我ながら思います。

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右が着る服、左が残すけど普段着ない服(まだ多い、この半分にしたいけどこういう整理に母は慣れていないので、無理しないことにしました)。
左下にちょろりと見えるダンボールの衣装ケースが、売ってあげるから安心してね服。

ここのあたりで、もう84歳母の限界値に達したので、終了して、残りは別の日としました。1から4の判断を問われるだけでも、頭も心もすごいエネルギーを使っているはず。整理ってね、疲れるのよね。

処分の仕方などについても追々記録していきますです。
とりあえず初日終わりです。

ちなみに、母はいい服もかなり持っているので、整理のごほうびでY'sの服やカシミアのコートなどを何着かもらってきましたー! いいこともあるよ。うんうん。
次はセーターや下着類など引き出しにしまっている服と、バッグ類の整理です。また来ます。


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