余熱・保温調理で省エネルギー 11月−4
気温や湿度が下がり、過ごしやすくなると同時に、食材の管理も楽になる秋。夏や冬は冷房や暖房で光熱費が上がりがちなので、秋はエネルギーの節約にもはげみたいもの。おすすめしたいのが保温調理です。調理に必要な電気やガスの量を減らすことができ、同時にキッチンを離れる時間も確保できる、便利な暮らしの知恵です。
味噌汁は余熱調理で
わが家では、忙しい朝の味噌汁の具はなるべく薄切りにして1〜2分煮立てたら、火を止めて味噌をお玉ですくって鍋の中に入れ、そのまま蓋をして10分ほど放置しておきます。
この間に朝の支度をしたり、お化粧をしたり。放置されている間に野菜に火が通り、味噌が勝手に柔らかく溶け出しているので、軽く混ぜるだけでいただくことができます。
また、最初に一緒に煮干や昆布を入れれば、余熱の間によい出汁が出るので、出汁を加える必要もありません。
この一連の作業、保温調理鍋があればさらに便利なのですが、持っていなくても、野菜類は余熱利用でも十分火が通るものが多いので、普通のお鍋を放置しておくだけでも十分効果は期待できます。
気温が低くてすぐ冷めてしまう場合は、鍋を安全な場所に移動して、フリースで包んだり、キルティング素材の鍋カバー(市販されています)をかぶせておくのも効果的。
鍋に張り付いて煮えるまで待ち、味噌を溶き入れる必要がないだけでも楽ですし、その間の光熱費も節約してくれます。忙しい時間帯は余熱調理を賢く活用しましょう。
■ 季節のくらし仕事ー小さくてやさしい家事 秋 by izoomimomose
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