【短編小説】初めてのサボタージュ
千葉文学三賞の3次まで進んだ作品です(改題してます)
よければどうぞ読んでください!
学校を、サボった。
みんなが納得するような事情はない。いじめ被害者ではないし、健康体。朝食はご飯を二杯平らげた。
学校の最寄り駅のバス停から降りた途端、快晴の空が目に入ったのだ。
雲一つない空。突如「こんな日に教室で肩を並べて机上のプリントに向き合うのはバカ」だと思えてきた。
七月末の北海道の夏は理想的だ。ここ旭川も三十二度を超えるくらいには暑いのだけども、カラっとしている。ジメジメし