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劣等感

高校の友達に会った。

彼らの生活を聞くと、今の私とは無縁の世界に思えた。
子供は有名大学に通い(もしくは目指していて)、都内のタワマンもしくは都内近郊の一軒家に住み、世帯年収おそらくン千万。
彼氏にはホテルの一食数万のランチに連れて行ってもらい、家までタクシーで送ってもらう。
ブランド物のアクセやカバンを身につけ、爪も綺麗。

高校時代は同じ世界にいたのにな。

どうしてなんだろう。
必死に働いても、毎月支払いに追われ、
爪の手入れをする余裕なんてなく、服はユニクロ、つけてるアクセは3COINS。

私は、悩み、苦しみ、たくさん勉強して、今やっとこうして子どもを育ててきたのに対して、彼女はあんなに感情的に子育てしていた(ように見えた)のに、どうしてそんなに優秀な子に育ってるんだろう。

不公平だ。

この中にいると苦しい。

・・・・
逃げるように家に帰ってきて、
子供達の顔を見て、犬を撫でて、ほっとしている自分がいた。

私はタワマン生活も、ブランド物のアクセも、数万もするランチも、
そんなのくだらない、大切にしたいことはそんなことじゃないと
思っていたんじゃなかったのか。

でも、羨ましかったのだ。

たぶん、お金があるかどうかが本質じゃない。
彼らはなんの苦労もないように見え、どうして私は…と思ってしまったのだ。

でも、今のこの世界は、私が選んできたものだ。
自分で手を伸ばし、掴んできたもの。

もっと自分を誇りに思おう。
自分が今、手にしている幸せを。
自分が選んできた道を。
そして大切にしたいと思っていることを。

優劣なんてない。
きっと、ただそうであるだけだよね。

私は、私。

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